横浜みなとみらいホールの座席表と見え方|1階と2階と3階席

横浜みなとみらいホール 大ホールは、みなとみらい駅から徒歩3分の場所に建つ2,020席のコンサートホールです。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団の本拠地であり、キャッチコピーは「海の見えるホール」。

このホールの構造は少し変わっていて、「囲み型シューボックス形式」と呼ばれています。細長い箱型を基本としながら、客席がステージを取り囲むように配置された形ですね。

2021年から約1年10か月の大規模改修を経て、2022年10月に再開館しました。この改修が座席の見え方にも影響しています。

この記事では階ごとの構成を整理したうえで、実際に足を運んだ人の投稿とあわせてエリアごとの見え方を見ていきましょう。

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横浜みなとみらいホールの座席表とキャパは?

まずは席数の内訳から確認していきます。

フロア 席数 ブロック構成
1階席 1,044席 Cブロック(1〜19列で684席/20〜29列で360席)
2階席 682席 C(186席)/P(126席)/LA〜LF・RA〜RF(456席)
3階席 294席 C(216席)/LA〜LE・RA〜RE(78席)
合計 2,020席 車椅子スペース14席分を含む

特徴的なのが2階席。正面のCブロックより、左右に細かく分かれたサイドブロックのほうが席数が多いという配分になっています。

LAからLF、RAからRFと、ステージ脇から後方に向かってアルファベット順に並ぶ構成ですね。

パイプオルガン「Lucy」(フィスク社製) 2階P席 126席(ステージ後方) ステージ 間口19.5〜22.5m/面積290平方メートル 2階LA〜LF 3階LA〜LE ステージ脇から 後方へ順に配置 最前列は手すりが 視界に入りやすい 2階RA〜RF 3階RA〜RE ステージ脇から 後方へ順に配置 最前列は手すりが 視界に入りやすい 1階Cブロック 1,044席 1〜19列で684席/20〜29列で360席 2階C 186席 3階C 216席 2,020席・囲み型シューボックス形式/天井高20m 残響時間は満席時で2.1秒

ステージ
P席
1階席
2階C
3階C
サイドバルコニー

公表されている座席情報をもとに作成したイメージ図です(実際の席割りは公演により変わります)

まずは、ホール全体の構造がよく分かる1枚から見てみましょう。

3階正面から撮られた、ホールの全景が収まった1枚。左右のサイドブロックが段々にステージを取り囲んでいる様子が、はっきり確認できます

正面に見えるのがパイプオルガン「Lucy」。アメリカのフィスク社製で、62ストップ・4,623本のパイプを備えています。

そして写真の下端には、バルコニーの手すりが写り込んでいますね。「最前列は手すりがかかるので取らない。なので2列目か3列目」という運用は、常連ならではの知恵と言えるでしょう。

正式名称 横浜みなとみらいホール 大ホール
収容人数 2,020席(車椅子スペース14席分を含む)
開館 1998年5月31日
形式 囲み型シューボックス形式
天井高 ホール20m/舞台天井17.8m
残響時間 満席時で2.1秒
ステージ 面積290平方メートル・間口19.5〜22.5m・奥行11〜13.4m
パイプオルガン 米フィスク社製「Lucy」(62ストップ/パイプ4,623本)
大規模改修 2021年1月〜2022年10月。2022年10月29日に再開館
所在地 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-6

ここからはフロアごとの見え方を、実際の投稿とあわせて見ていきましょう。

1階席からの見え方

1階は1,044席で、全体の半分強を占めるメインフロア。すべてCブロックとして扱われ、1列から29列まで並びます。

席種の区切りとしては19列と20列のあいだが境目。前半の19列までが684席、後半の10列で360席という配分です。

傾斜は緩やかなので、後方に行くほど前の人の頭が視界に入りやすくなる点は他のシューボックス型ホールと共通ですね。

1階で狙うなら、傾斜が効き始める10列前後から中列にかけて。音のバランスが最も素直に届く帯でもあります。

2階席・P席からの見え方

2階は682席と、3階の2倍以上の規模。正面C、ステージ後方のP、そして左右のサイドブロックという3種類に分かれます。

なかでもこのホールらしいのがP席。ステージの後ろ、オルガンの手前に126席が並びます。

本拠地オーケストラ自身による解説。写真はP席からステージ越しに正面客席を見渡した構図で、演奏者と同じ方向を向いた眺めが分かります。

そして興味深いのが名前の由来。「P席」のPはパイプオルガンではなく、ドイツ語のPodiumsplätze(ポディウムプレッツェ)に由来するとのこと。

価格はB席相当と控えめ。響きの面では不利になるものの、演奏者の背中越しという臨場感は他の席では味わえません。

2階のサイドブロックは、ステージ脇のLA・RAから後方のLF・RFまで6段階。前方に行くほど演奏者に近づけますが、そのぶん斜めからの眺めになります。

3階席・バルコニー席の注意点

3階は294席と、全体で最も小さいフロア。正面Cが216席、左右のサイドが78席という構成です。

ここで触れておきたいのが、2022年の再開館直後に起きた出来事。

改修で客席の手すりに落下防止用の金網棚が取り付けられ、そこから見るとステージがほとんど見えないという事態が発生しました。

引用されている実際の写真を見ると、視界を横切る金網でステージが細かく分断されているのが分かりますね。市の提供画像とのギャップも指摘されています。

横浜市はこれを受けて対応を発表。両サイドのバルコニー席(2階・3階)については、2022年11月5日を目途に金網棚を撤去しました。再開館からわずか1週間ほどのできごとです。

ここで押さえておきたいのが撤去の範囲。撤去の対象になったのは両サイドのバルコニー席だけで、正面のセンターブロックは対象外でした。

3階センター最前列からの実写。画面の下半分を金網棚が占めているものの、ステージ自体は金網より上に見えているのが分かります。

「かろうじて舞台はクリア」というのはそういう意味。センターブロックが撤去の対象から外れたのも、この見え方が理由でしょう。

とはいえ手すりの下に張られたワイヤーが視界に入る点は指摘のとおり。では、その後の状態はどうなっているのでしょうか。

2025年に撮られた2枚組。上が2階3列目、下が1階20列からの眺めで、どちらも座った状態の目線です。

1枚目では金網が視界の下側に写り込んでいるものの、ステージへの影響は回避できている様子。問題になっているのは、前列との高低差が足りず前の人の頭が入ってしまう点だと述べられています。

2枚目は1階の中通路直後にあたる20列。通路沿いの手すりが視界に入るという指摘で、これは1階を選ぶときの参考になりますね。

公式サイトにも「2階・3階のバルコニー席は構造上、ステージの一部が見切れたり落下防止の手すりが視界に入る可能性がある」という注記が掲載されています。上階の最前列や通路沿いを選ぶときは、手すりの位置を織り込んでおくのが安全でしょう。

横浜みなとみらいホールで見やすい席は?

ここまでの情報をもとに、エリアごとの特徴をまとめました。

エリア 近さ 見やすさ 特徴
1階 前方(〜9列) 距離が近い。オケは奥の楽器が見えにくい
1階 中列(10〜19列) 本命エリア。傾斜が効き音のバランスも良好
1階 後方(20〜29列) 価格は下がる。20列は中通路の手すりに注意
2階 C(正面) 全体を俯瞰できる。迷ったらここ
2階 P(ステージ後方) 演奏者の背中越し。価格は控えめ、響きは不利
2階 LA・RA(ステージ脇) 近いが斜めからの眺め。最前列は手すりに注意
3階 C(正面) 全景を一望。2〜3列目が無難
3階 バルコニー最前列 手すりとワイヤーが視界に入りやすい

いちばんのおすすめは2階正面のCブロック。囲み型の構造を活かした俯瞰の眺めと、音のバランスを両立できます。

取りやすさも重視するなら、1階の10列から19列あたり。価格帯と満足度のバランスが良い帯ですね。

ホール全体の景色を楽しみたいなら3階正面。ただし最前列は避けて2列目か3列目を選ぶのが、常連の定石になっています。

臨場感を求めるならP席という選択も。オーケストラのすぐ後ろに座るという体験は、このホールならではのものです。

いっぽうで、響きの良さを最優先する人には向きません。価格の安さと引き換えになる部分を理解したうえで選びたいところ。

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横浜みなとみらいホールへのアクセス

住所 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-6
みなとみらい線 「みなとみらい駅」から徒歩3分
JR・地下鉄 「桜木町駅」から徒歩12分
横浜から 横浜駅からみなとみらい線で1駅・約3分

最寄りはみなとみらい駅で、徒歩3分ほど。クイーンズスクエア横浜の敷地内にあるため、雨の日でも屋内を通って向かえます。

桜木町駅からでも12分ほど。動く歩道のある連絡通路を歩くルートになるので、景色を楽しみながら移動できますね。

周辺は商業施設が集まるエリアなので、開演前後の食事にも困りません。「海の見えるホール」の名前どおり、ロビーからは港の景色も望めます。

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