私は「今日はだるいけど、頑張らないと!!」という時に、
エナジードリンクを飲むことがあります。
普段のちょっとした眠気であれば、コーヒーで事足りるのですが、
それでもダメな時にエナジードリンクを飲んでいます。
飲んだ後は、しゃきっと目が覚めて、体が楽になった気がするんですよね。
でも、気になることがあるんです。
コーヒーでは効かない眠気に効果があるってことは、その分副作用があるんじゃないかと。
カフェインもコーヒーより入っているので肝臓にも悪そうだし、健康被害も気になるところです。
そこで実際はどうなっているのか、ご紹介していきます。
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エナジードリンクには肝臓に副作用があるって本当?
エナジードリンクと検索すると「肝臓 副作用」という言葉が出てきますが、
肝臓に負担がかかるものといえば、アルコールですよね。
エナジードリンクの種類によってはアルコールが入っていますが、
入っていないものもありますし、普通のお酒の方が断然アルコール濃度が高いです。
実はエナジードリンクが肝臓に良くないのは、アルコールではなく糖分です!
糖分を多く摂取すると血糖値が高くなりますが、
この血糖値を調整してくれるのが肝臓なのです。
エナジードリンクを摂取すると、多く糖分を摂取することになるので、肝臓に負担がかかるのです。
そう、糖分って肝臓に負担をかけるんですよ。
私は大の甘党で、周囲に糖尿病を心配されるくらい甘いものを食べまくっていました。
そんなある日、健康診断で「血糖値の異常な高さ」と「肝臓の値の悪さ」を指摘されました。
は?
と思いました。
血糖値は分かるけれど、アルコールは付き合い程度しか飲まないのに。
何で肝臓の値が悪いんだろうと。
先生に聞いたところ、糖分の過剰摂取が影響している可能性があるとのことでした。
その後糖分をかなり控えた結果、血糖値は下がり、肝臓の値も良くなっていました。
このように糖分の過剰摂取は肝臓に負担をかけるのです。
砂糖+カフェインが肝臓への負担に
話はエナジードリンクに戻りますが、砂糖なら
「他の清涼飲料水にも含まれているじゃないか!」
と思いますよね。
そうです、砂糖の量は清涼飲料水と同じくらいです。
清涼飲料水と違うのは、砂糖にプラスして多くカフェインが含まれているということです。
エナジードリンクには、物によってはコーヒーよりはるかに多いカフェインが含まれています。
また、カフェインには中毒性があります。砂糖にも中毒性があるので、
相乗効果でまたエナジードリンクを飲みたいという状況を作り出してしまいます。
そうして大量の砂糖摂取という構図が出来上がっていくのです。
肝臓の他にどのような副作用の可能性があるか?
エナジードリンクで死亡した事件なども耳にすることがあると思います。
このことから、エナジードリンクに良くない成分が入っているのでは?と思うかもしれません。
エナジードリンクに入っている成分を見てみましょう。
- アルギニン
- 高麗人参
- ガラナ
- マカエキス
- テアニン
しかしこれらの成分はサプリなどにも普通に含まれているものです。
肝臓以外にも副作用を及ぼすと言われているのは、これらの成分ではなく「カフェイン」です。
カフェインによる副作用は肝臓以外に下記があります。
★自律神経の乱れ
カフェインには交感神経を高める働きがあり、
交感神経はストレスを感じたり、活動をしている時に働きます。
カフェインを多く摂取すると、この交感神経を高めすぎて、自律神経が乱れてしまうのです。
自律神経は自分では意識できない神経で「汗をかく」とか「血液を作る」とかそういった類のものです。
自律神経が乱れると、めまいや耳鳴りなどの体の不調が出てきます。
★睡眠障害
カフェインには中枢神経を活発にさせる効果があります。
簡単にいうと脳に働きかけ、眠くなっているところを「起きて!」とたたき起こすのです。
また、カフェインを多く摂取し、それが毎日続くと、
眠くなった時もきちんと寝ることができない状態になります。
しかしこれらは、大量にエナジードリンクを摂取すればの話です。
健康な成人が1日1本飲む程度であれば大丈夫なのでご安心ください!
あなたはどれくらい?カフェインを摂取して良い量は人によって違う!
私はカフェインを摂取しない日は殆どありませんが、小さい時は
「子供にコーヒーはダメよ」と言われていました。
きっと同じことを言われた人もいるでしょう。
それは、小さい子供はカフェインを分解する力が弱いからなのです。
しかし、大人になっても体格などによりカフェインを分解する力は異なります。
では、どのような違いがあるのか、目安を以下にまとめました。
~健康な人が摂取しても安全とみなされているカフェイン量~
■小児~青年(体重40kg) 1日に120mgまで
■小児~青年(体重60kg) 1日に180mgまで
■小児~青年(体重60kg) 1日に240mgまで
■成人(体重40kg) 1日に228mgまで(1回の摂取量は120mg/kgまで)
■成人(体重60kg) 1日に342mgまで(1回の摂取量は180mg/kgまで)
■成人(体重80kg) 1日に456mgまで(1回の摂取量は240mg/kgまで)
※欧州食品安全機構(FESA)調べ
このような結果になっており、
同じ年齢・性別・体重の人でもアルコールに強い人・弱い人がいるように、カフェインにも強い人・弱い人がいます。
私は寝る直前にブラックコーヒーを飲んでも簡単に寝ることができますが、
夫は夕方頃ちょっとコーヒーを飲むと、夜寝ることができなってしまいます。
エナジードリンクに関しても、カフェインの影響をうける人と受けない人がいるということですね。
エナジードリンクの過剰摂取によって健康被害の報告も
ちょっと前に、エナジードリンクの過剰摂取によって
20代のガソリンスタンド店員が亡くなるという事件がありました。
え?エナジードリンクで死ぬの!?
とテレビの前で衝撃を受けた記憶があります。
しかし、エナジードリンクが原因で亡くなるのは1日に何十本も飲むなどの過剰摂取をしたケースであり、
まず普通の人間は、そんなに飲まないよなと思いました。
さらに、この時のニュースをよく見てみると、こういうことが書いてありました。
「血中に少量のアルコールが残っていた」
そうです。
アルコールと何かを併用すると、併用したものの成分が効きすぎることがあるのです。
アルコールを飲みながら頭痛薬を飲んだことがある人は分かると思うのですが
(危険なので、決してマネしないでくださいね)
薬があっという間に体中にまわり、効きすぎてものすごい寒気がするのです。
おそらくこのガソリンスタンド店員はこのパターンでしょう。
他にも下記のような健康被害が報告されています。
■アメリカの14歳少女が死亡
710mlのモンスターエナジー2本を短時間で飲み、その後死亡しました。
カフェインの過剰摂取による不整脈とのことです。
■アメリカで5名が死亡
モンスターエナジーを飲んだことにより死亡したとされる事故が5件ありました。
死亡まで至りませんでしたが、心臓発作の報告も1名あります。
■スウェーデンでレッドブル割を飲んだ2名が死亡
アルコールのレッドブル割りを飲んだ2名が死亡しました。
この後政府は、レッドブルとアルコールを割ってのまないようにと警告しました。
ただ、何度も申し上げますが、
これらは1日に何十本も飲むなどの過剰摂取が原因なので、
きちんと量を守れば亡くなるようなことはありませんのでご安心ください。
エナジードリンクじゃなくても良い?代わりとなる飲み物はコレ!
ただ、
「エナジードリンクは健康被害も報告されているみたいだし、ちょっと嫌だな、
でも飲まないとやってられない時もあるしな…」
という方にオススメの飲み物をご紹介します。
私自身「カフェインって取りすぎは良くないんだよな~」と思いながら、
コーヒーやエナジードリンクなどを常日頃から飲んでいました。
しかし我慢せざるを得ない状況になってしまったのです。
それは妊娠です。
カフェインを多く取ると、お腹の子供に影響があると言われています。
とは言え、臨月まで外回りの仕事もしていましたし、
残業続きの日もあったので、しゃきっとできる飲み物が必要でした。
こんな時に代わりになるものが無いかと、色んなものを試してみました。
その中で気持ちがしゃきっとすることができて、良かったと思うものはこちらです。
■ココア
・100mlあたりのカフェイン量は10mg以下
糖分が気になるので、カロリー控えめタイプを飲んでいました。
■紅茶
・100mlあたりのカフェイン量は30mg
ご紹介した中ではカフェイン量が一番多いからか、飲んでから一番早く効いていた気がします。
■コーラ
・100mlあたりのカフェイン量は10mg
炭酸が入っているので、しゃきっとした感覚になります。
糖分が気になるので、ダイエットコーラを飲んでいました。
※ちなみにコーヒーのカフェイン含有量は、100mlあたり60~100mgです。
また、これらの飲み物は、産婦人科の栄養士さんに飲んで良いか確認済なので、心配ありません。
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まとめ
エナジードリンクは、飲むとしゃきっとする感じがするので、
私も飲むことはあるのですが、怖い部分もあるのだなと思いました。
エナジードリンクに関してではないのですが、一時期コーヒーを1日10杯ほど飲む生活をしていた時がありました。
その頃原因不明の動悸・息切れ・めまいに悩まされていたため、
おそらくカフェインによる副作用だったのでしょう。
エナジードリンクも、大量摂取したり、アルコールなどと併用すると、
肝臓をはじめ健康被害が出る可能性があります。
健康な成人が1日1本飲む程度であれば、副作用に敏感になる必要もありません。
しかし、未成年が飲む場合や、成人でも体調があまりに優れない時には、
ココアや紅茶、コーラなどを代わりに飲むのが良いでしょう。
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気になっていたのですが、ブログを読んで改めてヤバイと思いました。
ありがとうございます。