東京芸術劇場の座席表と見え方|大ホールと中ホール

東京芸術劇場は、池袋駅西口から徒歩2分の場所に建つ都立の劇場です。

1990年10月の開館で、設計は芦原義信。ロビーを貫く長大なエスカレーターを見たことがある人も多いでしょう。

そして大きな特徴が、性格の異なる4つのホールが1つの建物に入っているという構成。1,999席のコンサートホールから195席規模の小劇場まで、公演の規模に合わせて使い分けられています。

この記事では主要2ホールの座席構成を整理したうえで、実際に足を運んだ人の投稿とあわせてフロアごとの見え方を紹介していきましょう。

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東京芸術劇場の座席表とキャパは?

まずは4つのホールの規模を一覧で確認しておきます。

ホール 席数 主な用途
コンサートホール(大ホール) 1,999席 クラシック、オーケストラ、大型公演
プレイハウス(中ホール) 834席(立見90席を含む) 演劇、ミュージカル、舞台
シアターイースト 272〜324席 小劇場公演(舞台形状で変動)
シアターウェスト 195〜278席 小劇場公演(舞台形状で変動)
東京芸術劇場 コンサートホールの座席表。1階676席・2階683席・3階640席
コンサートホールは1,999席。1階676席・2階683席・3階640席とほぼ均等です

大ホールにあたるコンサートホールは1,999席。注目したいのは階ごとの内訳で、1階676席・2階683席・3階640席と、3つの層がほぼ同じ規模になっています。

上の階ほど狭くなるホールが多いなかで、ここは2階がいちばん多いという造り。3階でも640席あるので、上の階だから少数派というわけではありません。

東京芸術劇場 プレイハウスの座席表。1階631席・2階203席
プレイハウスは834席。1階631席・2階203席(立見90席を含む)の2層です

中ホールのプレイハウスは834席で、内訳は1階631席と2階203席。立見90席もこの数字に含まれます。

同じ建物にはシアターイースト324席とシアターウエスト278席という小劇場もあり、チケットにどのホールと書かれているかは必ず確認しておきたいところ。

チケットに書かれたホール名を取り違えると建物内で迷うので、まずはここを確認しておきたいところ。

なおコンサートホールが2,000席ちょうどではなく1,999席という半端な数字なのには理由があって、残りの1席は音楽の神ミューズのために空けてある、という逸話が伝えられています。

コンサートホールの座席構成

コンサートホールは1階から3階までの3層構造。内訳は1階676席、2階683席、3階640席と、3つのフロアがほぼ同じ席数で並ぶ珍しいバランスになっています。

ステージ 正面に回転式パイプオルガン 1階 676席 A〜T列(20列) P列とQ列の間に通路と段差 舞台に最も近いフロア 左バルコニー(1LB〜3LB) 右バルコニー(1RB〜3RB) 2階 683席 A〜O列(15列) ブロックごとに通路と段差 3階 640席 A〜K列(11列) G列とH列の間に通路 H列以降は傾斜が最も急 3フロア合計1,999席(残り1席はミューズのために) 左右のバルコニーは各階にあり、手すりの高さが階ごとに変わる

1階
2階
3階
左右バルコニー

公表されている座席情報をもとに作成したイメージ図です(席割りは公演により変わります)

列の数は1階がA〜T列の20列、2階がA〜O列の15列、3階がA〜K列の11列。上の階ほど列数が少なく、そのぶん傾斜が急になるつくりですね。

そしてこのホールを語るうえで外せないのが、左右の壁沿いに設けられたバルコニー席。各階に配置されていて、階によって手すりの高さが変わります。

実際の見え方を、座席ごとに撮り歩いている投稿で確認してみましょう。

各ブロックの突端にあたる席からの実写に加えて、撮影位置を落とし込んだ座席図とホールの断面図まで添えられた投稿。

断面図を見ると、1階から3階へと客席が段々に競り上がっていく構造がひと目で分かります。「すべて座った状態の目線で撮影」と明記されている点も信頼できますね。

正式名称 東京芸術劇場(Tokyo Metropolitan Theatre)
開館 1990年10月(設計:芦原義信/音響設計:永田音響設計)
コンサートホール 1,999席(1階676/2階683/3階640)
プレイハウス 834席(1階631/2階203+バルコニー、立見90席を含む)
パイプオルガン マルク・ガルニエ製作。3つの独立した楽器で構成され、2つの正面を持つ回転式
所在地 〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
アクセス 池袋駅西口から徒歩2分(地下通路2b出口と直結)

正面に据えられたパイプオルガンも見どころのひとつ。ルネサンス・バロック・現代フランスの3つの楽器を組み合わせた構造で、2つの正面を持ち、曲目に合わせて回転するという世界的にも珍しい仕掛けになっています。

コンサートホールのバルコニー席からの見え方

このホールで最も評価が分かれるのが、左右のバルコニー席です。

同じ「右バルコニー」でも階によって条件がまったく違う、という点を1RB・2RB・3RBで比較した投稿がありました。

投稿本文では3つの階が順に解説されていて、要点はこうなります。

1階バルコニーは手すりがなく見切れゼロ。奥の奏者まで見えて視界がすっきりしている、いわば穴場。

2階バルコニーは手すりが設置されているため、わずかに上手側が見切れます。ただしS席に設定されない公演も多く、価格を考えるとお得感があるとのこと。

3階バルコニーになると高さが増すぶん手すりも高くなり、視界の手前を横棒が横切る形に。この位置を嫌う人には向きません。

あわせて重要な指摘が、このホールの座席はハイバック仕様ではないという点。各ブロックの最前列以外では、前の人の頭が視界に入りやすくなります。

コンサートホール3階席からの見え方

3階は640席。A〜K列の11列で、G列とH列の間に通路が入ります。

3階A列からの1枚では、舞台上のオーケストラ全体と、段状に競り上がる客席の構造がまとめて視界に入っています。

最上階でも舞台が遠すぎない代わりに、傾斜が急なので着席中の人の前を通るときは少し緊張する、という体験談。荷物の置き方には気をつけたいところ。

音響面の評価も高く、別の来場者はこう書いています。

価格の安いB席でも「ホール全体の響きを堪能できた」という評価。クラシック目当てなら、3階の最前列は費用対効果の高い選択肢になりそうですね。

プレイハウスの見え方

プレイハウスは834席の中ホール。演劇やミュージカルで使われる、馬蹄形に近い客席のホールです。

1階が631席でA〜V列の22列。J列とK列の間に中央通路が入り、E列までは床がフラット、F〜J列がスロープ、K列以降は段差という3段階の構成になっています。

なおA〜E列はオーケストラピットにあたる部分なので、公演によっては席が設けられません。

2階は203席にバルコニー18席。劇場ツアーで各席に座り比べた人の投稿を見てみましょう。

2階最前列からの実写では、赤い座席が扇状に並ぶ客席と舞台の位置関係がよく分かります。

ここでもサイド席は手すりがかなり視界にかかるという指摘。コンサートホールと共通の注意点ですね。

一方で2階席の椅子は1階より背もたれが高く、楽に座れて見やすいとのこと。長時間の舞台では効いてくる差でしょう。

プレイハウスならではの席として、90席の立見も用意されています。

人気公演で座席が取れなかったときの逃げ道になる枠。当日券を狙う価値はありそうです。

東京芸術劇場で見やすい席は?

ここまでの情報をもとに、コンサートホールのエリア別にまとめました。

エリア ステージからの近さ 見やすさ 特徴
1階 A〜P列 センター ◎ ○ 最も近いエリア。ハイバックでないので前の人の頭は入りやすい
1階 Q〜T列 ○ ◎ 通路の後ろで段差がつく。視界が抜ける
1階バルコニー(1RB・1LB) ○ ◎ 手すりがなく見切れゼロ。視界がすっきりした穴場
2階席 ○ ◎ ブロックごとに通路と段差。バランスのよい中心エリア
2階バルコニー ○ ○ 手すりでわずかに見切れるが、価格を考えるとお得
3階 A〜G列 △ ◎ 最前列なら視界良好。響きの評価も高い
3階 H〜K列・3階バルコニー △ △ 傾斜が最も急。バルコニーは手すりが視界を横切る

まず覚えておきたいのが、どのフロアでも各ブロックの最前列が当たり席だという点。座席がハイバック仕様ではないぶん、前列に人がいるかどうかで見え方が変わります。

そのうえでの本命は1階バルコニー。手すりがなく視界を遮るものがないので、価格帯のわりに満足度が高いエリアと言えるでしょう。

コストを抑えるなら3階の最前列がおすすめ。響きの良さで選ぶ人も多く、B席設定でも不満が出にくい位置です。

逆に避けたいのは3階バルコニーの後方。高い位置にある手すりが視界の手前を横切るので、人によってはかなり気になります。

座席からの見え方シミュレーター

会場と席を選ぶと、ステージの人がどのくらいの大きさで見えるかを再現します。モニターや双眼鏡に切り替えて見比べてみてください。

肉眼で見た場合

会場のタイプは?

ステージ
45m

5m(最前列)160m(ドーム最後方)

この席での見え方

※距離は一般的な会場の目安です。実際の距離は公演のステージ構成で大きく変わるので、各会場の座席表記事もあわせて確認してください。見え方は視力1.0・身長170cm程度の人を想定し、双眼鏡の視野はモデルごとの実視界(8倍7.0°/10倍5.2°/16倍は約2.6°)で計算しています。

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東京芸術劇場のよくある質問

Q. コンサートホールのキャパは?
A. 1,999席です。1階676席・2階683席・3階640席の3層構成。
Q. プレイハウスのキャパは?
A. 834席。1階631席・2階203席で、立見90席を含みます。
Q. 小ホールもある?
A. シアターイースト324席とシアターウエスト278席があります。どちらも舞台の形状によって席数が前後する小劇場ですね。
Q. コンサートホールは上の階ほど狭い?
A. いいえ。3つの層がどれも640〜683席で、ほぼ均等に分かれています。
Q. パイプオルガンは?
A. マルク・ガルニエ製作。3つの独立した楽器から構成され、2つの正面を持つ回転式という珍しい仕組みです。
Q. いつ開館した?
A. 1990年10月30日。設計は芦原義信、音響設計は永田音響設計。
Q. 最寄り駅は?
A. 池袋駅です。西口から徒歩2分で、地下通路2b出口と直結しています。

東京芸術劇場のアクセス

住所 〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
電車 JR・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ各線「池袋駅」西口から徒歩2分
地下通路 2b出口と直結(雨に濡れずに到着できる)
ホール コンサートホール/プレイハウス/シアターイースト/シアターウェスト

池袋駅の西口から徒歩2分と、都内の大型ホールのなかでも屈指のアクセスの良さ。地下通路の2b出口が建物と直結しているので、雨の日でも濡れずにたどり着けます。

建物に入ったら、まずチケットのホール名を確認しておきましょう。4つのホールが同居しているので、入口を間違えると開演に間に合わなくなりかねません。

池袋という立地なので、開演前後の食事や待ち合わせにも困らない環境ですね。

都内の会場や、同じくらいの規模のホールもあわせてチェックしてみてください。

双眼鏡は何倍を選べばいい?

ステージまでの距離で、ちょうどいい倍率は変わります。

会場タイプ・席種ごとの目安はライブ用双眼鏡は何倍が必要?会場・席種別の倍率早見表にまとめました。

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