通勤・通学で遭遇してしまう満員電車で具合が悪くなったことはありませんか?
吐き気や冷や汗、めまいが代表的な症状かと思いますが、
時には立ちくらみや腹痛を伴うことも…
そんな多くの方が苦しんでいる満員電車での体調不良ですが、
実は病気のサインである可能性もあるのです。
どのような病気なのか、なんの病院に行けばいいのかも紹介していきます。
まずは満員電車で起こる体調不良の原因をみてみましょう!
満員電車で具合が悪くなる原因とは
満員電車は、非常に具合が悪くなりやすい環境です。
過密状態の電車内は空調が十分に効かず、高温多湿の状態を作り出しやすくなっています。
実は高温多湿・無風・過密の状態は熱中症になりやすい条件を満たしているのです。
さらに、
- 貧血気味
- 体調不良気味
- 二日酔い
- 睡眠不足
の方は、そういった環境の中で体調不良を引き起こす可能性が高いので、注意しましょう。
また、妊娠中の女性はつわりなどの気分不良が起きやすい状態であることをしっかりと認識しておくことが大切です。
具合が悪くなった経験があるという人が知恵袋にも
Yahoo!知恵袋で見かけた、満員電車で起きた体調不良の症状をを紹介していきます。
- だんだん気分が悪くなり、最終的には目の前が真っ白になってしまって立っていられなくなる。
- しびれや腹痛が伴うこともあり、一度休んで回復しても、また電車に乗るとぶり返す。
- 吐き気や呼吸困難、暑くないのに汗が出てくる。
- 吐き気がひどく、冷や汗がどっと出る。
- なんとなく気持ち悪くなったと思ったら、顔がさーっと冷たくなり、足の震え、
指先がピリピリするような感覚があり、立っていられなくなった。 - 急に吐き気に襲われて冷や汗が止まらなくなり、目の前が白くなっていった。
気がついたら意識がなくなっていて、その場に座り込んでいた。
など、多くの方が満員電車で体調不良に陥った経験があることがわかりました!
特に吐き気・冷や汗が出るといった症状を感じている方が多いようです。
そこで、この2つの症状の原因と対処法について考えてみましょう!
吐き気や冷や汗などを治す対処法はある?
満員電車で吐き気や冷や汗をかいてしまう症状に陥る方が多いということは上記でも説明しましたが、
満員電車という環境の中で症状が出てしまうと、周りに助けを求めるのも厳しいですよね。
また、途中で降りてしまうと、会社などに遅刻する可能性も出てきてしまいます。
そうならないために自分でできる対処法を以下にまとめてみました!
①吐き気がある場合の対処法
揺れや電車の加速・減速によって三半規管が混乱していたり、
思うように身動きがとれないなどの様々なストレスによって自律神経が乱れている可能性があります。
極度の心的ストレスを強く感じた時に、
脳の嘔吐中枢から胃に刺激が送られてしまうことがあるのです。
そうなってしまった時に吐き気や気持ち悪さ、胃もたれ、胃痛などの症状がでてしまうと考えられています。
その場の対処法としては、
- 頭を揺らさないようにする
- ベルト、ネクタイなど身体を締めつけているものを緩める
の2点を試してみてください。
完璧に改善はされないかも知れませんが、症状を軽くすることができる可能性があります!
また、睡眠不足や疲れが溜まっていると、
疲労により耐えられるはずのストレスに身体が負けてしまうこともあります。
なので、症状がひどい場合には日頃からしっかりと身体を休めるのも対策の1つかも知れませんね。
②冷や汗をかいてしまう場合の対処法
満員電車で冷や汗をかく原因としては、
温度調節のため、または脳貧血の可能性が考えられています。
人間の身体は、暑さを感じると温度調節のため自動的に汗を出す仕組みになっているので、
冷や汗は身体に異常が起きているというサインということなのです。
そして脳貧血とは、長時間立ち続けていることなどが原因となり血液が身体の下に溜まってしまい、
脳まで血液が運ばれにくくなっていることから引き起こされます。
血液が足りなくなる貧血とは実は関係がなく、
一時的に脳の血液が足りなくなることから貧血と呼ばれていますが、
本当は起立性調節障害という名前なのです。
主な症状は
- 冷や汗
- 頭痛
- 血相が悪くなる
などがあげられます。
対処法としては、
- 暑さを感じている場合は上着を脱ぐ
- ワイシャツのボタンを開ける
など、できるだけ身体を涼しくしましょう。
脳貧血の疑いがある場合は、脳に血液が送られていない状態を解消することがベストです。
ですが満員電車ではしゃがみこんだり身動きがとれないので、
次の駅で降りて休憩するか、
席を譲ってもらえるようなら譲ってもらうなどして立ちっぱなしの状態を解消しましょう!
病気の可能性も?放っておくと危険かも!
実は満員電車での体調不良は、病気のサインである可能性があるのです。
特に疑われる病気はメニエール病と自律神経失調症なので
それらについて説明していきます。
メニエール病とは?
めまい・吐き気・冷や汗などの症状が同時に起こることが繰り返しある場合、
メニエール病という病気が疑われます。
メニエール病は一般的に若い女性がストレスでめまいを起こす病気というイメージが強いのではないでしょうか?
原因としては内耳のリンパが増えて水ぶくれの状態になってしまうことがあげられますが、
その根底にはストレス・睡眠不足・疲労・気圧の変化・几帳面な性格などが関係すると考えられています。
内耳は平衡感覚をつかさどる部分です。
満員電車は、掴まるところがない状態で揺れに耐えなくてはならないことが多いので、
内耳に障害をきたしてしまうことも少なくありません。
また、ストレスや疲労なども原因となりうるので、
満員電車に乗ることが多い方は日頃から身体を休める必要がありますね。
もしメニエール病であれば、放置しておくと耳鳴り・難聴が進行してしまう危険性もあるので、
症状が繰り返される場合は早めに受診しましょう。
自律神経失調症とは?
他にも、自律神経失調症の可能性があります。
よく耳にしたことがある病気ではないでしょうか?
自律神経失調症とは体に様々な症状がおきるにもかかわらず、
原因が思い当たらない症状のことを言います。
自律神経失調症で体調不良が起こる場合には、
まず電車に乗ると緊張してドキドキする、さらに息苦しさを感じ、
めまい・吐き気・冷や汗などたくさんの症状が出てきてしまいます。
そういった経験から電車に乗ることに恐怖を感じ、同じ症状が繰り返されてしまうのです。
何科の病院で診てもらえばよい?
メニエール病の可能性がある場合には、耳鼻咽喉科を受診してください。
治療法としては、めまい止めなどの薬によって症状を軽減させることが一般的です。
ですが、メニエール病はストレスや睡眠不足などが関与していると考えられているため、
薬だけでは根本的な治療にはなりません。
ストレスの原因を解消したり、身体を休めることが大切です。
また、自律神経失調症の可能性がある場合には、
身体にどのような症状が起きるのか受診する場所が変わるので要注意です!
- 頭痛→脳神経外科または神経内科
- めまい→耳鼻咽喉科または神経内科
- 動悸→循環器科
- 吐き気→消化器内科
自律神経失調症と聞くと、心療内科や精神科だと思う方が多いかも知れません。
落ち込みやイライラ、不安感や焦りなどの精神状態が強い場合にこの2つの診療科を受診するので、
体調不良で受診する場合には注意してください。
まとめ
満員電車は体調不良を引き起こしやすい環境であり、
その体調不良に悩まされている方もたくさんいます。主に吐き気や冷や汗を感じている方が多いようです。
ですが身動きがとれない状態のため、すぐに対処できず倒れてしまうことも少なくありません。
対処法としては、
- 頭を揺らさないようにする
- ベルト、ネクタイなど身体を締めつけているものを緩める
- できるだけ身体を涼しくする
- 立ちっぱなしの状態を解消する
などを試してください。次の駅で降りて休憩するのも1つの手段です。
そして、満員電車で起こる体調不良は病気のサインである可能性もあります。
めまい・吐き気・冷や汗などの症状が同時に起きていて、
それが何度も繰り返されるようであればにはメニエール病を疑ってください。
放置しておくと耳鳴り・難聴などの症状が進行してしまうことがありえるので、
症状が繰り返し起こる方は早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう!
他にも、自律神経失調症である可能性があります。
その場合、電車に乗ることによって緊張して
ドキドキする・息苦しい・めまい・吐き気・冷や汗などたくさんの症状が見られるでしょう。
自律神経失調症と聞くと心療内科や精神科をイメージすると思いますが、こういった体調不良が起こる場合には、
- 頭痛→脳神経外科または神経内科
- めまい→耳鼻咽喉科または神経内科
- 動悸→循環器科
- 吐き気→消化器内科
を参考に早めの受診を心がけましょう。
満員電車での体調不良には様々な理由がありますが、
どの理由にもストレスや疲労が関わっている場合が多いので、
日常的に身体を休めるように心掛けてくださいね!
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