足を組んでしまうのが癖になっていませんか?
実はその癖、マナー違反と思われている可能性があるのです!
足を組むことによって、マナー違反だと思われるだけでなく身体の歪みの原因になってしまうので
取り返しがつかなくなる前に足を組む癖を直したいですよね。
そこで、足を組む癖を直す方法やデメリットなどをご紹介し、
あなたの足を組む癖を直す参考になればと思います。
まずは、なぜ足を組んでしまうのかをみていきましょう。
■なぜ足を組んでしまうのか?
足を組んでいる人に理由を聞くと、なんとなく落ち着くからといった返事が多いのではないでしょうか?
私も足を組んでしまう癖がありますが、なぜかと聞かれるとそう答えます。
ですが、足を組んでしまうのはきちんとした理由があったのです!
人間は左右非対称な生き物ですよね。
そのため、利き腕や利き足などが原因で身体の重心を置く癖が発生してしまうのです。
例えば、あなたが肘掛け付きのイスに座っていたとします。
左肘を肘掛けに乗せると、重心が左に寄りますよね。その時、骨盤は右側が上がっている状態になっているのです。
このような態勢が癖になっていると、
骨盤の右側が上がっている状態が自然となってしまい、右足も浮いてしまいます。
その不安定になった右足を、身体のバランスを安定させようと無意識に左足に組んでしまうのです。
つまり、不安定な姿勢を安定させるために足を組んでバランスを保っているのです。
足を組むことのデメリット
次は足を組むことによってどのようなデメリットがあるのかをみていきましょう!
- 骨盤が歪んでしまう
一定時間足を組んでいると、徐々に骨盤が歪んでいきます。
骨盤が歪んでしまうと、腰痛や生理痛の悪化などの合併症を引き起こす可能性もあるのです。 - 背骨が曲がってしまう
足を組むと猫背になってしまうので、背骨が歪んで側湾症まで進行してしまうことも考えられます。 - お尻が垂れてしまう
足を組むことによってお尻の筋肉が引っ張られ、筋力がだんだん弱くなってしまうのです。
そうすると筋肉が使われる機会が減っていき、ヒップラインが下がってきてしまうことも。
足を組むのは骨にまで影響してしまうのですね。
実は、骨盤や背骨の歪みは身体の不調に繋がってしまうだけはないのです!
背骨の歪みは下半身だけでなく顔が歪んでしまうこともあり、
この歪みによって額や頬が歪み、しわやほうれい線ができやすくなってしまうのです。
足を組むだけでこんなにも良くないことがあるなんて、驚きですね。
足を組む癖を直すメリット
足を組まなくなると、先ほど説明した骨盤や背骨の歪みの進行を防ぐことができます。
他にはどんなメリットがあるのでしょうか?
- 血行がよくなり、むくみや便秘が改善される
- 慢性的な肩こりや腰痛が解消される
- 代謝がよくなり、痩せやすい身体になる
足を組むのをやめてすぐに効果がみられるわけではありませんが、
毎日気をつけて癖を直すことができれば、身体にとって良いことに繋がりますよね。
足を組むのをやめるだけで身体の悩みが改善されるのなら、試してみる価値はあると思いませんか?
足を組む癖を直す方法
足を組まないようにするためには、姿勢を正しくすることがなにより大切です。
猫背でいるとついつい足を組んでしまうので、背筋を伸ばしましょう。
または、イスに深く腰を掛けるようにすると足を組みにくくなります。
会社など外ではなかなかやりづらいですが、
足の間にクッションをはさむのもおすすめです。
足を組もうとするとクッションが落ちてしまい、無意識に足を組んでしまうのを防止できるのです。
整体に行くのも一つの方法です。
足を組むのは不安定な姿勢を安定させるためなので、
その不安定な姿勢を正すことができれば足を組むこともありません。
足を組む癖を直すにはこれといった特効薬があるわけではないので、
日頃から意識して過ごすことがとても大切ということです。
ですが、仕事など何かに集中していると、
足を組まないようにと意識することはかなり難しいですよね。
なので、最初から足を組まないようにと意識するのではなく、
慣れるまでは気づいたら直すというように心がけると良いでしょう。
足を組むのはマナー違反で印象が悪い?
電車などの公共の場で足を組むことはマナーが悪いと批判されることもありますよね。
基本的にはマナー違反とまではいきませんが、不快に感じてしまう方もいるようです。
例えば、混雑している電車で足を組んでしまうと余計にスペースを使ってしまいますよね。
そこに遭遇してしまったら、足を組むことに対して悪い印象を持ってしまっても仕方のないことです。
テレビで放送された、フリーアナウンサーの女性の電車内で起きたあるエピソードが話題になりました。
フリーアナウンサーの女性が電車内で足を組んでいると、
他の女性客に足を蹴られ「普通、電車で足組まないですよね?」と言われたそう。
友人や家族は特に気にしないかもしれませんが、こういったトラブルが起きるかもしれないので、
電車や大勢の人の目につく場では足を組まないように気をつけたいですね。
そして、注意しておかなければならないのがビジネスシーン。
ビジネスマナーとしてはかなりのマナー違反になります。
取引先との会議中や上司と一緒にいる時に足を組んでしまうと
失礼な行為だとされてしまうので気をつけましょう。
どうしても足を組みたくなった時の対処法
長い間足を組んでいると足を組まないと落ち着かなかったりすることもありますよね。
どうしても足を組みたいと感じた時は、
- お尻と太もものを軽く叩いて筋肉をほぐす
- 足首をぐるぐる回す
- 肩甲骨、脇、股関節を伸ばすストレッチをする
の3つのストレッチをするように心がけましょう。
足を組むデメリットを解決できるわけではありませんが、多少のケアにはなります。
どれも座りながら簡単にできるストレッチですが、
③は人目があるところではやりづらいので、仕事の休憩中など空いた時間にやると良いですね。
これはどうしても足を組むことを我慢できなかった時の対処法です。
なるべく足は組まない方が良いので、できるだけ我慢してくださいね。
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まとめ
いかがでしたか?
足を組むだけで骨盤や背骨にまで影響が出てしまうのですね。
そうとわかってても、気軽にできてしまうので一度癖になってしまうとなかなかやめることができないのでしょう。
ですが、少し意識するだけで血行が良くなったりなどのメリットがいくつもあるので、
そのメリットを意識するだけでも、少しずつ改善できるかと思います。
実際に私もこの記事を書きながら何度も足を組んでいました。
気づいたら直すようにしていましたが、完璧に直すには時間がかかりそうです…
ビジネスシーンなどの大事な場面で無意識に足を組んでしまわないように、
日頃の努力で癖を直したいですね。
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