パルテノン多摩 大ホールの座席表と見え方|千鳥配列の1階席のみ

パルテノン多摩 大ホールは、京王相模原線・小田急多摩線の多摩センター駅から歩いて7分ほどの場所にある1,129席のプロセニアム型ホールです。

1987年10月に開館した多摩市の文化施設で、駅前から続く長い階段を上りきった丘の上に建っています。

このホール最大のトピックが、2020年から約2年をかけて行われた全面改修。座席そのものが入れ替わり、見え方も座り心地も改修前とは別物になりました。

この記事では改修後の座席構成を整理したうえで、実際に足を運んだ人の投稿とあわせてエリアごとの見え方を追っていきましょう。

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パルテノン多摩 大ホールの座席表とキャパは?

まずは席数の内訳を確認していきます。

区分 席数 構成
固定席 945席 A列〜R列/S列〜EE列
取り外し可能席 184席 公演形態に応じて増減
車椅子スペース 25席 最後方付近
合計 1,154席 車椅子席を除くと1,129席

2階席や3階席にあたるバルコニーは存在せず、客席はすべて一枚の床の上に並びます。すり鉢状に高さを変えながら、舞台に向かって下っていく形ですね。

列の記号はA列から始まり、R列までが前方ブロック。通路を挟んでS列からZ列、そしてAA列・BB列・CC列・DD列・EE列と続き、EE列が最後列になります。

この最後方のさらに奥にあるのが、改修で新設された多目的鑑賞室。ガラス越しに舞台を見る小部屋で、小さな子ども連れでも観劇できる設計になっています。

ステージ 間口約18m/奥行約15.8m/プロセニアム型 オーケストラピット(使用時は前方数列が消える) 前方ブロック(A列〜R列) F列あたりから段差がつき始める A〜E列は床がほぼ平ら。舞台を見上げる角度 左右の端は舞台への角度がつく 後方ブロック(S列〜Z列・AA列〜EE列) 改修で床を底上げし勾配を強化 EE列が最後列 多目的鑑賞室(改修で新設) ガラス越しに舞台を見る小部屋 全1,129席+車椅子スペース25席/バルコニー席なし 座席は千鳥配列。座席幅49cmから52cmへ拡大

ステージ
オケピ
前方A〜R列
後方S〜EE列
多目的鑑賞室

公表されている座席情報をもとに作成したイメージ図です(実際の席割りは公演により変わります)

座席表そのものを撮影した投稿があったので、列の並びはこちらで確認できます。

改修後の公式座席表です。前方はA列からR列、後方はS列からEE列という二重アルファベットの並びがはっきり読み取れますね。

最後方に「多目的ルーム」が図示されている点にも注目。バルコニーのない一枚床の構成であることも、この図から見て取れます。

改修で何が変わったのか

見え方を語るうえで欠かせないのが、2020年4月から約2年間の全面休館をはさんだ大規模改修の中身。

項目 改修前 改修後
座席幅 49cm 52cm
前後の並び ほぼ直線状 千鳥配列(前列の頭が視界に入りにくい)
後方の床 勾配が緩い 床を底上げして勾配を強化
壁面 従来の反射板 反射板を改善し音の回りを調整
最後方 多目的鑑賞室を新設

数字だけ見ると座席幅の3cmは地味に映るかもしれません。ただ隣との肘の当たり方が変わるため、2時間を超える公演では体感差がはっきり出ます。

見え方に直結するのは残りの2つ。千鳥配列によって前の人の頭が真正面に来にくくなり、後方の床の底上げで見下ろす角度が確保されました

正式名称 多摩市立複合文化施設 パルテノン多摩 大ホール
収容人数 1,129席(ほかに車椅子スペース25席)
開館 1987年10月31日/設計は曽根幸一
改修 2020年4月から全面休館、2022年7月1日グランドオープン
舞台 間口約18m/奥行約15.8m/高さ約22.95m(簀の子まで)
オーケストラピット あり
併設ホール 小ホール(265席・ほかに車椅子スペース4席)
所在地 〒206-0033 東京都多摩市落合2-35

ここからはエリアごとの見え方を、実際の投稿とあわせて見ていきましょう。

前方ブロック(A列〜R列)からの見え方

前方ブロックはA列からR列までの18列。舞台に近づけるいっぽうで、床の傾斜は列によって大きく違います。

短い投稿ながら、席選びの核心を突いた一言。段差がつき始めるのがF列という具体的な境目を教えてくれています。

裏を返すと、A列からE列にかけては床がほぼ平ら。前の人の背丈次第で視界が削られるリスクがあるエリアということになりますね。

とはいえ最前列付近は舞台との距離が圧倒的。表情を肉眼で追いたいなら、視界の不安を承知で選ぶ価値は十分にあるでしょう。

客席と舞台の関係がよく分かる内観写真も見つかりました。

作曲家・和田俊輔さんによる客席側からの1枚。オレンジ系の座席が段状に並び、手すり越しに舞台が見える構図が写っています。

「客席と舞台の一体感ある」という言葉どおり、1,100席規模とは思えないほど舞台が近い印象。半透明の壁面が光を帯びる様子も分かります。

横幅がそこまで広くないホールなので、左右にずれても舞台から極端に離れません。ここは大箱にはない利点ですね。

後方ブロック(S列〜EE列)からの見え方

通路をはさんだ後方ブロックは、S列からZ列を経てAA列からEE列まで。改修で最も恩恵を受けたのがこのエリアです。

改修前は勾配が緩く、後方に行くほど前の人の頭が邪魔になりがちでした。そこで床そのものを底上げして傾斜を付け直したのが今回の工事。

加えて千鳥配列の導入で、前列の座席が真正面ではなく半席ぶんずれた位置に来るようになりました。頭の隙間から舞台を覗く感覚がかなり減っています。

最後列のEE列でも舞台までの距離はおよそ30m前後。2,000席級のホールと比べれば、はるかに近い部類に入るでしょう。

ただし表情までは追いきれない距離。後方ブロックを取ったら双眼鏡は用意しておきたいところですね。

なお車椅子スペース25席も、この後方エリア付近に配置されています。

多目的鑑賞室と館内の動線

最後方に新設された多目的鑑賞室は、ガラスで仕切られた小部屋。音はスピーカー経由になるものの、声を出してしまう小さな子どもと一緒でも周囲を気にせず観劇できます。

親子鑑賞室として運用される公演が多く、通常の座席とは販売方法が異なる点には注意が必要。

もうひとつ、初めて訪れる人がつまずきやすいのが館内の構造です。

丘の斜面に建っているため、館内の階数と地面の高さが一致しません。大ホールの客席入口は1階ではなく2階という指摘は、開演直前に慌てないためにも覚えておきたい情報。

5階から外へ出ると広場に出られるという構造も独特ですね。日陰がないという注記もあるので、夏場の物販待機は日傘や帽子があると安心でしょう。

パルテノン多摩 大ホールで見やすい席は?

ここまでの情報をもとに、エリアごとの特徴をまとめました。

エリア 近さ 見やすさ 特徴
A列〜E列 中央 床がほぼ平ら。前の人の背丈に左右される
F列〜K列 中央 本命エリア。段差がつき始めて近さと視界が両立
L列〜R列 中央 舞台全体が無理なく収まる。演出重視ならここ
S列〜Z列 中央 改修で勾配が改善。双眼鏡があると万全
AA列〜EE列 中央 最後列でも約30m。表情には双眼鏡が必要
左右の端の席 舞台への角度がつく。奥行きのある演出で死角も
多目的鑑賞室 × ガラス越し。子ども連れ向けの特殊枠

いちばんのおすすめはF列からK列あたりの中央ブロック。段差が効き始める位置で、なおかつ舞台までの距離も稼げます。

演出の全体像を追いたいならL列からR列。舞台の端から端までが視界に収まり、群舞やセット転換も気持ちよく見られるでしょう。

いっぽう、A列からE列は運任せの要素が残るエリア。近さを最優先するかどうかで評価が割れる帯だと考えておくといいですね。

避けたいのは左右の端寄り。ホール自体の横幅は広くないものの、奥行きのある演出だと舞台奥の死角が出やすくなります。

そして最後列のEE列でも、体感距離は2,000席級ホールの中列程度。1,100席という規模の小ささが、そのまま席運の良さにつながっています。

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パルテノン多摩へのアクセス

住所 〒206-0033 東京都多摩市落合2-35
京王相模原線 「京王多摩センター駅」から徒歩約7分
小田急多摩線 「小田急多摩センター駅」から徒歩約7分
多摩モノレール 「多摩センター駅」から徒歩約9分
新宿から 京王線特急と相模原線で約40分

3路線が乗り入れる多摩センター駅が最寄り。駅前のペデストリアンデッキから、まっすぐ続く並木道を歩いていきます。

道なりに進むと正面に大階段が現れ、それを上りきった先が施設の入口。この階段がなかなかの長さなので、時間には余裕を持ちたいところですね。

階段を避けたい場合はエレベーターやエスカレーターも用意されています。ヒールの高い靴で行く予定なら、あらかじめ経路を確認しておくと安心。

周辺はサンリオピューロランドや大型商業施設が並ぶエリアなので、飲食店や時間をつぶせる場所には困りません。

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