職場や電車、様々な場所で迷惑がられてしまう独り言。
あなたの身の回りにも、独り言が多い人がいるのではないでしょうか?
集中して仕事をしているすぐそばでブツブツとあまりうるさく独り言を言われると、
ついついイライラしてしまうこともありますよね。
そのどうにかしたい独り言の対処法はどのようなものがあるのでしょうか?
ただ実は、独り言というのは病気や障害のサインの可能性もあるのです。
独り言がうるさいから、と理由で無理矢理やめさせてしまうと、
重要なサインを見逃してしまうことになります。
なので、どのように見分ければよいのかも紹介します。
それでは、まずは独り言を言ってしまう原因から知っていきましょう!
なぜ独り言を言ってしまうのか…その原因は?
独り言とは精神的なストレスがかかった時に出てしまうと言われています。
つまり、精神のバランスをとるための行動なのです。
独り言の最中は自分の考えをまとめながら話しており、
声に出すことによって溜まっていたストレスが解消されて、心のバランスを保っているのですね。
他の考えられる理由としては、自分はここにいるという自己主張の表れとも言われています。
声を発することによって周りに自分を意識してもらいたいといった気持ちから、
ついつい独り言を言ってしまうようです。
さらに、独り言を通じて助けを求めていることもあります。これは特に職場で多いのではないでしょうか?
直接助けを求められず、独り言という形で誰かが気づいてくれるのを待っている…
そのような理由で独り言を言ってしまうケースもあるようです。
そんな時は、周りの方が察して手伝ってあげることも大事ですね。
独り言が多い人は病気や障害のサインかも?
実は独り言は病気のサインであることも考えられています。
ではその場合には具体的にどのような兆候が見られるのでしょうか?
①統合失調症
妄想や幻聴・幻覚といった症状が特徴的です。
これらの症状にリアクションしているような、急に怒りだしたり、
誰かと話している独り言は統合失調症が疑われます。
また、独り言ではありませんが、突然笑いだすのも疑わしい兆候です。
幻聴と会話していたりする場合があるので、
声のトーンや話し方は人と話す時に似ていて、
ところかまわず独り言を言っているケースが多いでしょう。
②うつ病
不安などのマイナスな気持ちから、ボソボソとした独り言や悲観的な独り言が多いようですが、
うつ病の独り言は心に溜まった負の感情を発散させるための行為でもあります。
言葉だけ聞くとマイナスな言葉に感じますが、前向きな行動であるとも考えられるでしょう。
独り言の他にも、生気がなくぼーっとしていることがあるなどの症状があるとうつ病の可能性があります。
③自閉症・発達障害
自閉症や発達障害の方の場合、考えていたことをそのまま独り言として言ってしまうことがあるようです。
その場面に合わないような言葉だったり、聞き取れないような奇声を発することもあるでしょう。
また、嬉しい時や悲しい時などその時それぞれの感情を独り言として発し、
気持ちの整理をしている場合もあります。
それぞれ病気によって独り言にも特徴があるのですね。
病気や障害の可能性を考えれば、独り言に対する見方が少し変わってくるかも知れませんね!
年齢を重ねると独り言が多くなる?
独り言=お年寄りのイメージをもつ人もいるのではないでしょうか?
現代では独り暮らしをしているお年寄りが増えてきているからだと思われます。
では、なぜそれが原因となるのか考えていきましょう。
まず、人は普段から誰かと話していないと独り言が多くなる傾向にあります。
自分の気持ちや考えを誰にも話さずに頭の中に溜めてしまうと、かなりのストレスになりますよね。
声に出すことによって、不安や孤独感から生まれるストレスを解消しているのでしょう。
さらに、外で独り言を言うことによって人とコミュニケーションをとれる場合もあります。
一言も発していない人に話しかける人はいませんが、なにか言っている人に聞き返すことはありますよね。
そこから会話がはずむこともあるので、もしかしたら中にはそれを狙って独り言を言っているお年寄りもいるかも知れません。
対処法はコレ!
独り言が多く、気になって仕方がない…そんな時の対処法をいくつか紹介します。
①やめてほしいと素直に伝える
この方法でやめてもらえるのがベストだと思いますが、
一言そう伝えただけですぐにやめてくれる人は少ないかも知れません。
やめるよう伝える場合には、
その人が直接指摘できる人かを考えた上で
トラブルにならないように言葉を選んだほうがよいでしょう。
②どうしたの?と声をかける
先ほど紹介した助けを求めている場合の独り言には、
何か困っていることがあるのかと声をかけてあげるとよいでしょう。
助けを求めてもいいんだ、と安心させてあげることも大事なことだと思います。
そうして徐々に誰かに触接聞けるようになれば、
仕事上の連絡ミスなども少なくなる上に独り言も減り、解決に向かうのではないでしょうか?
③病気を疑う
病気や障害の兆候が見られる場合には、
本人の心に負担をかけてしまう可能性があるので無理にやめさせようとするのはよくありません。
病院に行ってみるよう説得するか、そっとしておいてあげるのがよいと思います。
④反応してみる
独り言を言う度に「え?」「なに?」などいちいち反応してみましょう。
無自覚で独り言を言っている場合、
こうすることによって自分がどれだけ独り言を言っているのか自覚することができます。
無意識に独り言を言っている人は多いため、
それが迷惑なことだったんだと気付いてもらえれば、
やめてくれることもあるかも知れません。
③耳栓をする
この方法は職場の環境にもよりますが、
相手がダメならこちらから対処する選択肢もあります。
そして、独り言対策でよく使用されているのが耳栓です。
ただ、耳栓と言ってもたくさん種類があるため、
どれを選べば良いのか非常に迷うところですが、
以下の耳栓は騒音対策に優れていると高評価を得ているため、
独り言なら完全にシャットアウトできるでしょう!
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しかし、職場によっては耳栓を使用できない環境にある方もいると思うので、
あくまでも環境が整っている方限定の対処法となります。
いくつか対処法を紹介しましたが、
病気や障害の可能性もあるので、ただ闇雲にやめさせようとするのは大変危険ですし、
相手は注意できる人なのか、
性格などを考慮した上で、試してみてください。
独り言を言う人の心境
独り言を言っている人は一体どんな心境なのか考えたことはありますか?
独り言をよく言う人の中にも、そこまで考えたことはないという人がいるのではないでしょうか。
- ついうっかり漏れてしまう
- ストレス解消のため
- 精神的に安心したい
- かまってほしい
- 考えていることを整理したい
- 孤独感からの回避
- 周囲を気にせず思ったことを言ってしまう
- 誰かに聞いてほしい
- とりあえず声を出したい
- 無意識
- 暇だから
など、その人それぞれで様々な心境があるようです。
ですが、誰かに迷惑かけているかも知れないと思いながら独り言を言う人はほとんどいません。
(そうだと自覚していたら独り言をしないので)
なので、独り言を言っている人は
何か問題を抱えているから仕方ないと割り切るようにすることも
大事なのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
独り言の多い人はストレスや自己主張、または助けを求める行動、
そして、うつ病など病気や障害のサインである可能性が考えられます。
それ以外にも、加齢とともに独り言が増えるケースもありますし、
人とコミュニケーションをとる手段として独り言を言う方もいるようです。
また、上記のような原因を理解していても、
職場などでどうしても独り言が気になってやめてもらいたい場合もあるかと思います。
ですが前述した通り、病気や障害のサインである可能性もあるため、
無理矢理やめさせる前に病気の可能性があることを伝えたりして
その人とコミュニケーションが取れる関係性であれば、
会話をしてみると良いかもしれませんね!
あとは、相手の立場を理解することで、
仕方がないと割り切れるケースもあるようです!
独り言が迷惑だと感じているあなたの考えはごく当たり前であり、
ネットでも多くの人が同じ悩みを抱えている書き込みが目立つので
自分は心が狭いなどと、悪い考えになって自分を責めたり
ストレスを抱えないようにだけは注意してくださいね!
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