有給休暇の申請理由について上司に聞かれて困った経験はありませんか?
素直に私用だと言うべきか、嫌な顔をされないように嘘をつくべきか、
誰もが悩んだことがあると思います。
ただ、本当の理由を言えば有給休暇を取得できないかも…
また、当日になって有給休暇を取得したいと思うこともあるでしょう。
そんな時、みなさんはどのような理由を答えているのか例文をいくつか紹介します!
有給休暇は労働者の権利なのだから、
毎回上司に聞かれる申請理由はいらないのではないかという意見もあるんです。
そのような意見についても合わせて考えてみましょう。
■有給について聞かれた際の例文
- 結婚式に出席する
仲の良い友人の結婚式があるとなると、会社を休まないわけにはいきません。
遠方に住んでいる友人と伝えれば連休を取得することもできるでしょう。 - ペットを病院に連れて行きたい
一人暮らしでペットを飼っている方は使いやすいのではないでしょうか?
ただし、結婚していたり実家暮らしの方は、
他の家族が行けばいいじゃないかと言われてしまう可能性もあるので注意が必要です。 - お見合いをすることになった
独身の方限定になってしまいますが、有効的かと思います。
お世話になった方からの紹介で…など、断るに断れなかった旨を説明しましょう。 - ガスの点検があるので家にいなければならない
ガス会社は、2年に1回のガス栓や報知器の点検を法律で義務付けられています。
2年に1回しか使えないので、前の年に使ったかどうかをきちんと覚えていた方が良さそうですね。
当日有給の際に使える例文
当日に有給休暇を取得する際には、
事前に申請する時とは違って緊急または重大な理由であることが大切です。
- 体調不良で出勤できそうもない
風邪や腹痛などの体調不良が一般的かと思います。
症状が重いので病院に行って大事をとりたいということを説明をすると納得してもらいやすいかも知れません。 - ぎっくり腰で動けない
朝に目が覚めた瞬間、腰に激痛が走り動けなくなってしまった…
など当日に使いやすいのではないでしょうか? - 忌引きで休まなくてはならない
どうしても休まなければならない理由なので、休暇を取得できる可能性は高いでしょう。
ただあまり良くない嘘なので、使うとしても年に1回程度が良さそうです。 - 親が倒れた
両親のどちらかが倒れたとなると、すぐに駆けつけなければなりません。
同様、あまりよくない嘘で、乱用すると明らかに怪しいので
この理由を使える回数は1回か2回程度でしょう。 - 家族の看病をしなくてはならない
旦那さんや奥さん、お子さんが高熱を出したなど、
看病が必要な体調不良を伝えることが重要です。
■嘘が発覚した場合に考えられるリスク
基本的に、嘘をついて有給休暇を取得することに違法性はありません。
上司の方でも、嘘とバレなければ良いと考えている方もいるのではないでしょうか?
ただ、嘘の理由で申請する場合に注意しなければならないことがあります。
- 会社に損害を出してはならない
- 周りの人に迷惑がかからないようにする
の2点です。
会社に損害を出してはならない
有給休暇は労働者の権利とされていますが、
会社側は、労働者が有給休暇を取得することで会社の利益が損なわれる、
業務に支障が出ると考えられる場合に有給休暇を取得する日を変更する権利を持っています。
なので、有給休暇をとる日を決める際にはよく考える必要がありますね。
また、嘘をついて休暇を取得して会社の損失になりうる事が起こってしまった場合、
嘘だと発覚してしまうと会社への虚偽の説明とされ、
懲戒免職になってしまうこともあるそうです。
会社に悪意を持って意図的にやっていない限り、
懲戒免職になることはそうそうないようですが、
実際に判例もあるそうなので注意しましょう。
周りの人に迷惑がかからないようにする
嘘の理由で有給休暇を取得する際には、周りへの配慮が大事になってきます。
繁忙期に休暇をとっていたり、人員が少ない日に休暇をとってしまうと周りの人はどう思うでしょうか?
これはバレなければ良いとという理由では
済まされない事態に発展するかも知れません。
もし嘘が発覚してしまったら、周りの人からの信頼に関わります。
一度信頼を失ってしまうと、その後の仕事がしにくくなるだけではなく、
有給休暇の取得の際に嘘をついていないのに疑われてしまうことも考えられるでしょう。
嘘の理由で有給休暇を取得する際には、
嘘だとバレてしまった時のことをしっかり考えた上で申請した方が良さそうですね。
本当は有給申請に理由はいらない
実は、有給休暇の取得の際に理由を聞かれることについては問題視されることが多いのです。
退職や転職をする際に有給休暇を消化する場合には
比較的申請しやすいかも知れませんが、
そうでない場合には申請しづらいという雰囲気の会社も少なくありません。
そもそも有給休暇とは、労働基準法で定められている労働者の権利です。
通常の土日休暇と同じように、
理由や何をして過ごすのかなどの報告はしなくても良いのではないか、
という意見もあるのではないでしょうか。
また、有給休暇を取得する際に理由などを告げなかった場合に
上司からの評価に影響してしまうかも知れないという不安もあるかと思いますが、
そこは安心してください!
有給休暇の取得を理由に不利益が生じることは、労働基準法で禁じています。
なので、有給休暇の取得または理由を告げないといったことが原因で評価が下げられることはありません。
ですが、実際に上司に理由を聞かれると
答えなくてはならない状況であることに変わりはないので、
なかなか解決できない問題なのだと思います。
上司とのコミュニケーションのため…と前向きに考えながら
しぶしぶ理由を答えるのも一つの手かも知れませんね。
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まとめ
有給休暇の申請理由について悩んでいる方は非常に多く、
ネットで検索するとたくさんの例を見ることができます。
ここで紹介したのは、
- 結婚式
- ペットの通院
- お見合い
- ガスの点検
の4つです。どれも仕方のない理由に思えますが、何度も使えるものではありません。
どの理由も頻繁に使ってしまうと嘘っぽさが増していくので注意しましょう。
さらに当日有給を取得する際の理由ですが、
- 体調不良
- ぎっくり腰
- 忌引き
- おやが倒れた
- 家族の看病
の5つを紹介しました。こちらも何度も使えるものではありませんが、
緊急性が高いので、休暇を取得しやすいと思います。
ですが、これらの嘘が発覚してしまった場合のことも考えなくてはいけません。
嘘をついて有給休暇を取得することは違法なことではありませんが、
会社の損失になりうることが起きてしまった場合、
会社への虚偽説明とみなされ懲戒免職となってしまうこともあるので注意が必要です。
さらに、周りとの信頼関係が崩れてしまうこともあり、
一度信頼を失ってしまうと業務に支障が出るだけでなく、
今後の有給休暇の取得が難しくなってしまう可能性があります。
休暇を取る際には、素直に私用と伝える方がトラブルになることも少なくなりそうですね。
とは言え、本来有給休暇を取得は労働基準法で定められており、
労働者の権利なので理由を告げる必要はないという意見もあるようです。
理由を告げなかったからと言って評価が下がってしまうこともないのですが、
上司に理由を聞かれると答えなくてはならない状況になってしまいますよね。
難しい問題ではありますが、
日頃から周りの人や上司とのコミュニケーションを大事にしていくことが
休暇をとりやすくする第一歩なのかも知れません。
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