目は口ほどに物を言うと言いますように、
目には様々な心理状態が表れます。
会話中、
「話し相手のまばたきが多いなぁ」
などと感じたことはありませんか?
話し相手の高速のまばたき…
一度気になり出すと、会話中もずっと気になってしまいますよね。
まばたきは本来人間の生理的な運動の一つですが、
実は心理的な要因でまばたきの回数が多くなることがあります。
確かに、大事な仕事の商談や
気になる異性と喋っている時などに話し相手のまばたきが多いと、
相手の心理状態が気になりますよね。
また、病気が原因でまばたきが多くなってしまうことも!
- まばたきが多い人はどんな心理状態なのか?
- 男性と女性には違いがあるのか?
- まばたきが多くなる病気とは?
今回はそんなまばたきについてご紹介していきます。
人間がまばたきをする理由
人間がまばたきをする理由は、生理的な働きの中でニつあります。
①目のゴミを拭い取るため
空気中には目に見えないゴミがたくさん浮遊しており、
知らず知らずのうちに眼球の表面に付着してしまいます。
その付着したゴミを車のワイパーのように涙と一緒に拭い取って、
目の外に排出しやすくすることがまばたきの役割です。
②涙を行き渡らせるため
眼球が乾いてしまうと、乾いた部分の組織が壊れてしまい病気の原因となります。
また涙には殺菌作用もあることから、
健康な状態を保つために眼球は常に涙で濡れている必要があるのです。
そのため、まばたきには瞼を開閉することで涙を眼球の表面に行き渡らせて、
常に眼球が濡れている状態を保つ役目を持っています。
実はあなたも多いかも…まばたきの平均回数はどれくらい?
1分間のまばたきの回数を調べた結果、
まばたきの平均回数には男女で違いがあることがわかりました。
その結果は、男性が20回、女性が15回というもので、
男性の方が女性よりもまばたきの回数が多いという結果となりました。
その理由は諸説ありますが、
男性の方が女性よりも本能的に攻撃性が高い傾向があることが
男性の方がまばたきが多い理由の一つです。
このように、まばたきには生理的な運動である他に心理的な要因が隠されているのです。
まばたきが多くなる時の心理とは?
男性女性共に、まばたきは次の心理状態の時に多くなってしまいます。
- 緊張している時
- 不安を感じている時
- 嘘をついている時
主にこの3つの心理状態にある時にまばたきが多くなります。
≪まばたきが多い男性の特徴と心理≫
本能的に攻撃性が高いという傾向から、
女性よりも男性の方がまばたきの平均回数が多いと先ほど申し上げましたが、
やはり、まばたきが多い男性は行動的で
短気な性格の男性が多いという特徴があります。
一方、大勢の前で話すプレゼンテーションや上司との面談等での緊張や不安感を
まばたきをすることで和らげようとする自己防衛のためにまばたきが多くなることもあります。
その他、仕事上の会話では話を少し盛らなくてはいけないときもあります。
嘘でも「ノルマ達成できます」と言わなければいけないときもありますよね。
そんな時に、まばたきが多くなっているかもしれません。
≪まばたきが多い女性の特徴と心理≫
ディズニーアニメのかわいいキャラクターは、
そのまばたきがとても魅力的に描かれています。
まばたきは上手く使えばかわいい、幼い、ピュアと思わせる効果もあるのです。
その女性がしたたかな方だったら、
実はそれを狙っている…なんて人もいるかもしれません!
しかし、まばたきのスピードが速かったりあまりにも目が合わなすぎるようでしたら、
男性の理由同様に会話に対する緊張や不安などが表れている可能性があります。
また、女性はカラーコンタクトやアイメイクなどで目が乾きやすいため、
ドライアイである可能性もあります。
まばたきのスピードが重要!
まばたきのスピードでも相手に与える印象が変わってきます。
速いまばたきは、
相手に落ち着きや自信が無いというネガティブな印象を与えやすいです。
逆にゆっくりとしたまばたきは、
相手に愛情や共感といったポジティブな印象を与えることができ、
話し相手に信頼してもらいやすくなる効果があります。
まばたきが多いと感じる相手のまばたきのスピードに着目してみると、
その方の心理がわかる手掛かりとなります。
まばたきの回数を減らす方法
目がゴロゴロするといった生理的な原因ではなく、
心理的な理由でまばたきが多くなってしまうときは、
ある程度まばたきを自分でコントロールすることが可能です。
緊張した時、不安な時、嘘をついている時など、
心が動揺してしまう時にまばたきが多くなります。
なので、心を落ち着かせて緊張を和らげることが重要です。
緊張しやすい方は特に、
人と話すときに呼吸が浅くなってしまいやすいので、
深い呼吸を意識して緊張を和らげましょう。
呼吸は吸うことよりも吐くことを意識すると自然に深呼吸ができます。
大勢の前で喋る時なども焦って喋ろうとすると余計に緊張してしまいますので、
沈黙を怖がらずにゆっくりはっきり喋る意識をしましょう。
そして、目から言葉を出すようなイメージを持ったり、
目を開いたままグッと固定するイメージを持って会話をするようにします。
あまり眉間に力を入れすぎて睨みつけないように注意が必要です!
また、10秒間まばたきを我慢できない人はドライアイの可能性がありますので、
ドライアイ用の涙を補うような目薬を使うのも効果的です。
チック症という病気が原因かも
幼い頃からまばたきが多い方や、
まばたきの他にも顔や手がピクッと動くなどの症状がある場合、
もしかしたらチック症という病気の症状かもしれません。
≪チック症とは≫
チック症とは自分の意志に関係なく体の一部が動いたり、
咳や声を発してしまうという症状のある病気です。
18歳以下で発症することが多いことから、
お母さんが子供の異変に気付いて発覚することがほとんどです。
チック症は珍しい病気ではなく、
5人に1人が発症するとも言われています。
≪チック症の症状≫
- 顔面、手、脚、肩などが頻繁に痙攣のように動く
- まばたきが多くなる
- 頻繁に咳払いをする
- あ、お、などの音声を発してしまう
- ≪チック症の原因≫
以前はストレスなどの心因的な問題によりチック症を発症すると言われてきましたが、
最近では脳の機能障害が原因であるという見方が強くなりました。
緊張していないのにまばたきが多かったり、
瞼や頬などが痙攣するような動きが頻繁にある時はチック症の可能性があります。
軽い症状の場合はあまり心配いらない病気ですが、
専門の先生に相談してみると安心です。
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まとめ
生理現象であるまばたきですが、
緊張や嘘をつく時などの心理的な要因があるときに
まばたきの回数が増えているのです。
また、男性と女性のまばたきの回数には差があり、
本能的に攻撃性の高い傾向にある男性の方が
まばたきの平均回数が多いんです。
そして、まばたきが多い方は
もしかしたらチック症の症状である可能性もあるので、
心配な方は専門の先生に相談してみましょう。
まばたきはその速度によって相手に与える印象は異なり、
ゆっくりすることで相手に好印象を与えやすいため、
まばたきの多い人は緊張を和らげるよう深呼吸して会話を楽しみましょう!
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