フェニーチェ堺の座席表と見え方|1階〜4階席のキャパ

フェニーチェ堺は、大阪府堺市にある2,000席のホールです。

正式名称は堺市民芸術文化ホール。2019年10月に開館した、南大阪では最大級の芸術拠点にあたります。

ミュージカルや演劇、クラシック、アイドルやバンドのライブまで、ジャンルを問わず使われていますね。

そしてこのホールの最大の特徴が、客席が1階から4階までの4層に積み上がっているという構造。2,000席規模で4階席まであるホールは、全国的に見てもかなり珍しいところ。

この記事では座席表とキャパを整理したうえで、実際に来場した人の投稿とあわせてフロアごとの見え方を紹介していきましょう。

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フェニーチェ堺 大ホールの座席表とキャパは?

まずは座席構成から確認していきます。

公式サイトによると、大ホールの客席は総席数2,000席。内訳は1階1,076席・2階340席・3階296席・4階276席で、これに車椅子席が12席用意されています。

座席の8割近くが1階に集まっていて、2階から上はいわゆるバルコニー席。座席メーカーの説明では「平土間と3層のバルコニー客席から成る」構造と表現されています。

ステージ 間口18.0m/奥行22.0m オーケストラピット(107平方メートル) 1階 1〜14列 1列目のみ16〜27番の12席 前方数列は床が平坦 横通路(14列と15列の間) 1階 15〜29列 左1〜11/中央12〜31/右32〜42番 1階合計 1,076席(29列が最後列) 2階席 340席 左右にサイドバルコニーが張り出す 3階席 296席 舞台全体を見渡せる高さ 4階席 276席 最上層。傾斜がもっとも急 車椅子席12席は1階14列・29列の両端に3席ずつ

1階前方
1階後方
2階
3階
4階

公表されている座席表をもとに作成したイメージ図です(ブロック割りは公演により変わります)

1階は1列から29列まで。14列と15列の間に横通路が入り、前方ブロックと後方ブロックに分かれる形です。

座席番号は、左ブロックが1〜11番、センターが12〜31番、右ブロックが32〜42番。ただし最前列の1列目だけは16〜27番の12席しかなく、後ろへ下がるにつれて左右に席が足されていきます。

車椅子席12席の位置も特徴的で、14列の両端にA〜F、最後列29列の両端にG〜Lと、それぞれ3席ずつ配置されているのが現地の座席表から読み取れました。

では、なぜ2,000席のホールをわざわざ4層に積んだのでしょうか。実際に3階席から観た人の投稿が、その答えをずばり言い当てています。

添えられた3枚の写真を見ると、客席が階段状に切り立って舞台を囲んでいる様子がよく分かりますね。

つまり横に広げず縦に積むことで、最後列までの距離を詰めている設計。座席メーカーも客席の形状を「すり鉢状」と説明していて、来場者の体感とぴたり一致します。

正式名称 堺市民芸術文化ホール(愛称:フェニーチェ堺)
総席数 2,000席(1階1,076/2階340/3階296/4階276/車椅子12)
1階の列 1〜29列。14列と15列の間に横通路
座席番号 左1〜11番/中央12〜31番/右32〜42番(1列目は16〜27番)
舞台 間口18.0m/奥行22.0m/高さ9.0〜12.5m
オーケストラピット 107平方メートル。前舞台としても使用可能
開館 2019年10月1日(設計は柳澤孝彦+TAK建築研究所ほか)
客席の椅子 背と肘当てはオーク材。「朱印船の赤」をイメージした赤いモケット張り
所在地 〒590-0078 大阪府堺市堺区翁橋町2-1-1
併設施設 小ホール312席/大スタジオ220席

ここからは、フロアごとの見え方を実際の投稿とあわせて見ていきましょう。

1階席からの見え方

1階は1,076席と、全体のおよそ半分を占めるメインのフロアです。

まずは中列にあたる11列目からの1枚を見てみましょう。

2枚目が客席からの実写。舞台に組まれたセットの上端から床面まで、視界にすっぽり収まっています

手前に前列の人の頭が並んでいても、舞台が隠れる気配はありませんね。11列目あたりなら十分に傾斜が効いている、ということ。

ただし前方については、はっきりした注意点があります。

前方数列は床が平坦なうえ、座席が前後で互い違いに配置されていないという指摘。つまり真正面に座った人の頭が、そのまま視線の先に来てしまいます。

同じ6列目について、別の来場者も似た感想を残していました。

役者が舞台に座ったり寝転んだりする演目では、前方の平坦な列が不利に働くわけですね。

一方で、段差が付いてからの快適さを高く評価する声もありました。

「人が前を通っても足が当たらない列間のゆとり」という指摘は、2019年開館の新しいホールならでは。

まとめると、1階で狙うべきは段差の付いた8列目以降。最前列付近のチケットが取れたときは、演目の性質を踏まえて判断したいところですね。

2階席からの見え方

2階は340席。ここから上がバルコニー席になります。

手前にバルコニーの手すりが写り、その向こうに1階客席と舞台が広がる構図。舞台装置の全景が一望でき、しかも前の人の頭に邪魔される要素がまったくありません

「意外と見やすく良いお席」という感想のとおりですね。

ただし2階の後方となると、距離の話も出てきます。

舞台の動きは肉眼で追えるものの、表情まで見たいなら双眼鏡が要るという線引き。2階後方がひとつの分岐点になりそうです。

なお2階から上のバルコニーは、座席メーカーによると「1席ずつ角度をつけた雁行配置」。端の席でも自然と舞台のほうを向くよう、椅子そのものの向きが1席ごとに変えてあります。

3階席からの見え方

3階は296席。数字の上では最上層のひとつ手前ですが、評判は意外なほど良いフロアです。

3階の後方でも「大満足」と言い切っているのが印象的。すり鉢状の客席が効いている証拠ですね。

距離感についても、こんな証言があります。

「奥行きより縦に長い」という表現が、このホールの本質をうまく突いていますね。同じ2,000席でも横長のホールなら最後列は舞台からかなり離れますが、ここは高さ方向に逃がしてあります。

4階席からの見え方

4階は276席。ホールの最上層にあたります。

舞台を斜め上から見下ろす構図で、照明のトラスからステージ床、その下の1階客席までが1枚に収まっています

演者の姿は小さくなるものの、舞台上の配置や演出の全体像は追いやすいポジション。

もうひとつ、4階ならではの体感も紹介しておきます。

すり鉢状に切り立った客席だけに、傾斜はかなり急。高いところが苦手な人は、3階以下を選んだほうが落ち着いて観られるかもしれません。

フェニーチェ堺 大ホールで見やすい席は?

ここまでの情報をもとに、エリアごとの特徴をまとめました。

エリア ステージからの近さ 見やすさ 特徴
1階 1〜7列 舞台は目の前。床が平坦で座席も互い違いでないため前の人と視線がぶつかりやすい
1階 8〜14列 センター(12〜31番) 段差が付き始める本命エリア。横通路の手前で足元も広い
1階 15〜29列 横通路の後ろ。傾斜がしっかり効いて舞台全体が視界に入る
2階席 頭が重なる心配が皆無。舞台装置の全景を見たい人向け
3階席 後方でも「大満足」の声。ステージと客席をまとめて見渡せる
4階席 最上層。演出の全体像は追えるが表情には双眼鏡が必要

いちばんのおすすめは1階8〜14列のセンターブロック。段差が付いていて、なおかつ横通路の手前なので足元にもゆとりがあります。

逆に注意したいのが1階の最前列付近。近さは魅力でも、床が平坦で座席が互い違いになっていないぶん、前の人の背丈次第で見え方が大きく変わります。

そして見落とされがちなのが2階と3階。すり鉢状に積み上げた設計のおかげで舞台との距離が詰まっていて、値段が下がるわりに視界の質は落ちないお得なエリアと言えるでしょう。

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フェニーチェ堺のアクセス

住所 〒590-0078 大阪府堺市堺区翁橋町2-1-1
電車 南海高野線「堺東駅」から徒歩約8分
大ホール入口 建物の2階(1階は小ホールと交流創作ガレリア)
館内 2階に広いホワイエ。お手洗いは各階にあり、もぎりを通った先が空いている

最寄りは南海高野線の堺東駅で、徒歩8分ほど。堺市役所のすぐそばという分かりやすい立地です。

ひとつ覚えておきたいのが、大ホールの客席入口が建物の2階にあること。1階にあるのは小ホールなので、エントランスで迷わないよう気をつけたいところ。

お手洗いは各階に用意されていますが、来場者によると入口すぐは個数が少なめ。もぎりを通った先の劇場側に並ぶほうが早いようですね。

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