節分の時期になると
学校や会社、ご家庭で豆まきのイベントを行う人も多いと思います。
何となく幼いころから親しみのあるイベントですが、
豆まきに込められた意味や正しい方法・手順はご存知ですか?
豆まきを行う正しい時間帯や、行うべき人など、
豆まきにはいくつか知っておきたい知識があります。
さらに、最近では大豆以外の豆を使ったり、
豆ではなくお菓子を使う、なんていう方法もあるのです!
また、マンションに住んでいるため廊下などに撒いて
ご近所迷惑にならないように豆まきは例年控えていると言う方、
家の中の掃除が大変になるので豆まきはやらないという方にも
オススメしたい豆まきの方法があります。
ご近所トラブルにならないために知っておきたいポイントや、
豆まき後の掃除を楽にするための工夫をご紹介し、
この記事を参考にして、
普段豆まきをやらない人も
今年こそはぜひ家族で豆まきを楽しんでいただけれたらと思います!
豆まきの方法や手順は?
豆まきは、邪気や悪いものをお祓いするために行う風習です。
豆には魔滅(まめ)という字が当てられ、
豆には鬼などの魔を退治できるという意味が込められています。
また、季節の変わり目である節分は特に邪気が宿りやすいと考えられているため、
2/3の節分に豆まきをする風習があります。
用意するもの
福豆を用意しましょう。
福豆とは大豆を炒った豆のことです。
また、家族のイベントとして楽しむためにも鬼のお面も用意しましょう。
豆の撒き方
玄関から遠い部屋から順番に撒いていきます。
窓をあけて「鬼は外!」と2回言った後に豆を撒き、
そのあと鬼が入ってこないようにすぐに窓を閉めて、
「福は内!」と2回言った後に今後は部屋の中に豆を撒きます。
豆を撒くときは、下から上へ撒くよう意識してください。
鬼は外、福は内、は豆を撒く人が言った後に続いて全員で元気よく言いましょう。
玄関まで来たら、玄関のドアを開けて同じように「鬼は外!」と言って豆を撒き、
ドアをしめて「服は外!」と言って家の中に豆を撒いて完了です!
豆を食べる
終わったら、自分の年齢+1個の豆を食べましょう。
+1個には、新年の厄除けの願いが込められています。
ただ、年齢を重ねると歳の数+1個はキツイですよね…
消化不良を起こして体調を崩してしまっては本末転倒です。
豆を食べるのが辛い場合は、少し工夫をしてみるとだいぶ食べやすくなります。
オススメなのは、福茶(豆茶)と呼ばれるお茶です。
豆3粒に、梅干しと塩昆布を入れて、
お湯 or お茶を注いで飲むだけです。
豆も柔らかくなり食べやすくなりますよ!
また、ミルなどを使えば大豆は簡単にきな粉に変身します!
きな粉餅にしたり、牛乳やヨーグルトに混ぜて美味しく頂きましょう!
豆まきをする時間帯はいつが良いの?
豆まきは、鬼を退治する意味が込められています。
なので、鬼が出る時間帯に実行する必要があります!
正確にいえば、鬼は鬼門=北東からやってくるため、
AM2:00~4:00の間に現れると言われています。
でも、この時間に豆まきをするのは現実的ではありませんよね。
ですので、夜に豆まきをすればOKと考えて良いようです。
夕食前に豆まきをして、
邪気を払った清々しい気持ちで恵方巻を食べる、というのも良いですね。
いずれにせよ、厄除けの意味が込められている行事ですので、
ぜひ家族全員がそろった状態で豆まきをしましょう!
また、豆まきの時にはお父さんが鬼のお面を被って、
子供たちが豆を撒く、というイメージがある人も多いと思います。
ですが、正しい習わしとしては、
家長・家の主人が豆を撒くとされています。
また、長兄長女や厄年の人などが撒くのも良いとされています。
ただ、せっかくのイベントですのであまり風習にとらわれずに、
みんなで楽しみながら撒くのが一番だと個人的に思います!
マンションで豆まきをする際のポイント
マンションだと、廊下に撒いたら近所迷惑になるから豆まきをしない…
と言う人も多いかもしれません。
ですが、ポイントを抑えれば
周りの人に迷惑を掛けずに豆まきを楽しむことができます!
マンションの場合一番気を付けなくてはいけないポイントは
“共有地を散らかさない”ということです。
(なので廊下などでは基本的にやらないでください!)
まず、外に撒く場合
- 自分の敷地内であるベランダに撒く
- 柵に隙間がある場合は、隙間から豆が出ないよう優しく撒く
- ベランダに鬼の似顔絵などを書いたダンボール箱を置き、その中に撒く
などがオススメの方法です。
玄関にまく場合
- ドアを閉めた状態で、土間部分に撒く
- ドアの外にまきたい場合は少量にして、撒いたらすぐに掃除する
といった方法を取りましょう!
いずれの場合も、ご近所トラブル回避のために
共有地に撒いたらすぐに確実に掃除して豆まきを楽しみましょう。
家の中だけ撒くのは風習的にマズいの?
前述したように、正しい方法は家の外と中に豆を撒く方法です。
しかし、マンションに住んでいたり
小さなお子さんがいる場合は、外にまくのが難しい時もありますよね。
そんな時は、風習にとらわれず
家の中だけで撒いてイベントを楽しむ方法でもOKです。
邪気を払う意味を持つ「鬼は外」については、
豆を小袋や小さいカゴに入れて
玄関先やベランダに数時間置いておくことで代替できます。
無理をせず、家族のイベントとして楽しむことに重点を置いてみましょう。
掃除を簡単にする方法
福豆を小袋に入れて袋のまま撒くと掃除がとても楽になります。
さらに、最近は福豆にとらわれずに
甘納豆などのお菓子の小袋を袋のまま撒く家庭も多いようです。
福豆を撒く場合も、撒く部屋を限定したり、
あらかじめビニールシートを敷いておくとそのあとの掃除が楽になりますよ!
また小さなお子さんがいる場合などは、
豆拾い大会!と称して掃除を手伝ってもらうのも楽しいですね。
落花生を使用するのもアリ!
最近では、福豆ではなく落花生を使う家庭がとても多いです。
落花生は硬い殻で覆われているので、
床に落ちたものを食べても気持ち的に抵抗がありません。
また、散らばったり、芽を出してしまうことがないので
豆まき後の片付けも楽で、非常に合理的な方法です。
福豆は年齢+1個の豆を食べるといいましたが、
落花生の場合は生の殻付きの状態で1個と数えて食べるご家庭が多いようです。
ただし、地域やご家庭によって風習が違うようなので臨機応変に対応しましょう。
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まとめ
節分の時の豆まきの方法についてご紹介してきました。
豆まきには鬼を払う意味が込められているため、
鬼が出てくるとされている夜の時間帯に実行しましょう!
また、マンションではご近所に遠慮してなかなか豆まきできない…
と言う人のために、
マンションで豆まきを楽しむポイントや掃除の方法をご紹介しました。
場合によっては、家の中だけで豆を撒く方法もあります。
小さいころからなんとなく楽しんでいる行事ですが、
正しい方法や由来・豆まきに込められた意味を知らなかった人も多いかもしれません。
鬼を退治して厄払いし、新年を清々しい気持ちで迎える、
という意味を理解して豆まきを楽しみましょう。
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