8月29日早朝、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、
北海道の上空を通過したのちに北太平洋上に落下した。
テレビは一斉に緊急放送に切り替わり、
北海道や東北、関東の一部に「Jアラート」が発令され、
交通機関などにも大きな影響が出る事態となった。
度重なる北朝鮮の行動に戦争秒読みの声も囁かれているが、
果たして2017年に戦争が起きてしまうのだろうか。
また、仮に戦争が起きた場合、
日本への影響はどうなるのかや個人でできる対策についてまとめてみた。
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北朝鮮がいつ戦争状態になるかは断言できない
北朝鮮が戦争秒読み状態だというのは
アメリカがトランプ政権に変わった2017年に入ってから
ネットを中心に囁かれている。
特に2017年4月になると、その声が一気に加速したのだが、
その理由はトランプ大統領の行動力の早さだった。
というのも、2017年4月7日、
シリア軍が4月3日に化学兵器を使用したことを受け、
シリアに向けてトマホークを59発も発射しており、
北朝鮮にも同じ早さで戦争を仕掛けるのではないかと注目が集まり、
戦争秒読み状態だと囁かれるようになった。
また、4月11日には外務省の海外安全ホームページ上に
「韓国に滞在・渡航される方へのお知らせ」と題したスポット情報が出されたことも
北朝鮮が戦争秒読み状態だと言われるようになった理由の一つである。
しかし、現に戦争は起きておらず、
ネットには
「○月○日に起きる」あるいは「この期間に起きる」
などという情報も流れているが、
基本的にあまり信じない方が良いだろう。
北朝鮮が戦争秒読み状態には変わりない
ただ、8月29日の弾道ミサイルもそうだが、
ここ最近の北朝鮮は中国も抑えられないほど暴走状態にあり、
近くには9月9日の北朝鮮の建国記念日も控えており、
この日にまた核実験を行う可能性が高く、
いつまでもこの暴挙をアメリカが許すはずもなく、
現に北朝鮮のミサイルの精度は向上してきているため、
何としても食い止めるために近いうちに戦争状態になる可能性も考えられる。
しかし、先ほども触れた
「○月○日に起きる」あるいは「この期間に起きる」などの情報が当たることはまずない。
というのも、仮にアメリカが戦争を仕掛けるとしたら、
多くの被害を出さないために奇襲をかける必要があるため、
一般的に予測できる日にちに攻撃を仕掛けないと思われるからだ。
北朝鮮は軍事基地以外に移動式ミサイルも備えており、
攻撃を仕掛ける際にミサイルを撃たれないために軍事基地を落とせたとしても
移動式ミサイルを全て落とすのは不可能に近いため、
その点がアメリカがなかなか攻撃に踏み出せない理由なのかもしれない。
北朝鮮が戦争状態になった際の日本への影響は?
仮にアメリカと北朝鮮が戦争状態になった場合、
日本への影響は避けることができない。
まずは、先ほども説明したが、ミサイルが飛んでくる可能性がある点である。
アメリカが攻撃を仕掛けた場合、北朝鮮は無数のミサイルを日本に飛ばす可能性が考えられ、
その被害を受けるのは十分考えられる。
また、ミサイルが飛んで来なかったとしても、
日本政府は朝鮮半島に有事が起きた際に
およそ10〜15万人の北朝鮮の難民が日本にやってくると見積もっており、
これによって日本の治安当局の機能は麻痺する可能性があるのだ。
さらに、難民の暴徒化や武装化も危惧されており、
それらの被害も計り知れないものになることが予測されているのだ。
個人でできる対策は?
8月29日に「Jアラート」が発令されたものの、
何をしたら良いのかわからない方が多かっただろう。
そこで、個人でできる対策についてまとめると、
- 屋内に避難する
なるべく感情な建物か地下に移動し、
ガラスが飛んでくる可能性があるため窓の近くは避ける。 - 屋外の場合は地面に伏せて頭部を守る
どうしても近くに建物がなく、避難できない場合は
地面に身を伏せて物陰に身を隠す。
などという対策が個人でできる対策となっている。
また、化学物質を積んだミサイルが落ちた場合、
外に一歩も出られない状況に陥ることが予想されるため、
以下のような防災セットを用意しておくのも重要である。
防災士厳選の防災グッズ36点セット【ディフェンドフューチャー】
もちろん、震災の際にも活用できるため、
持っておいて損はないだろう。
Jアラートでは対策する時間がない?
29日のミサイル発射は午前5時58分で
Jアラートは発令は午前6時2分ごろ。
実際にミサイルが落ちたのは6時12分ごろと、
Jアラートが発令してからミサイルが落ちる時間は10分ほどしかないことがわかる。
この短時間で出来る事というのは本当に限られているため、
上記の私たちが個人でできる対策くらいしか行動に移せないことがよくわかると思う。
一番は迎撃ミサイル「PAC3」で弾道ミサイルを対処することだが、
複数のミサイルが飛んできた場合は全てを対処することは厳しいのが現状だろう。
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北朝鮮情勢には今後も注目を
私たちができるのは上記の対策以外には北朝鮮の動向を耳に入れて、
警戒心を強めておくことだろう。
そうすることで、
29日のようにJアラートが鳴った際に即座に行動に移せると思うからだ。
ただ、個人的にきになるのは29日19時現在
トランプ大統領が今回のミサイル発射について何もコメントしていないことである。
これは日本が見捨てられたと捉えるよりも、
ついに行動に移すのではないかと捉えている人も多く、
北朝鮮もトランプ大統領の行動を不気味に感じている可能性が高い。
戦争秒読みと言われているが、
この状況だと2017年内に起きる可能性が高いものの、
私たちにできることは上記のような自分の身を守る方法を知っておくことだろう。
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