アメリカの新しい大統領を決めるアメリカ大統領選挙の開催が近づいている。
候補者は現職の弁護士である民主党代表のヒラリー・クリントン氏(69歳)と
不動産だけでなく、多方面の経営に携わっている共和党代表のドナルド・トランプ氏(70歳)の二人だ。
日本とは違い、約1年間と長い日程にわたって長い戦いを繰り広げてきた二人の候補者だが、
どちらがアメリカ大統領となるのだろうか。
そんな、アメリカ大統領選挙の日本時間の日程はいつなのか。
開票結果や最新の支持率についてもご紹介していきたい。
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アメリカ大統領選挙の日本時間での日程はいつ?
アメリカ大統領選挙の開催日程は
アメリカでは2016年11月8日(火)に選挙が行われるため、
日本時間では2016年11月9日(水)ということになる。
また、開票時間は日本時間では午前8時から開票開始となっており、
早ければ、昼頃にはおおよその結果が判明し、
9日の夕方ごろには当確がどちらなのか開票結果が確定すると予想されている。
アメリカ大統領選挙は日本の選挙とは違う仕組み
アメリカ大統領選挙を見るうえで重要となるキーワードが
「選挙人」である。
選挙人とはアメリカの各州の有権者の投票によって選ばれた人たちのことで、
この有権者たちはどの候補を支持するのかというのを意思表示しておくことで、
有権者から票が入る仕組みとなっている。
また、選挙人は全部で538名が選出されることとなっており、
過半数の270名に達した時点で当確ということになるわけだ。
選挙人の内訳は州によって違い、その人数は以下の通り。
アメリカ大統領選挙の少し変わった仕組みとは
有権者によって選ばれた選挙人の投票によって大統領が選出されるわけだが、
アメリカ大統領選挙は州で一人の候補に絞らなければならないという決まりがある。
例えば、上記の表のアラバマ州を例に説明をすると、
アラバマ州の選挙人は9人と設定されているため、
A候補に5名、B候補に4名という結果に終わったとすると、
アラバマ州ではA候補に9人の選挙人の票数が入ることとなるのだ。
なので、アメリカ大統領選挙では州の数を多く獲得するというよりも、
選挙人が多い州でいかに票を多く獲得できるのかが
結果に大きく直結するのである。
このような仕組みは勝者総取り方式というのだが、
ネブラスカ州とメイン州は採用していない。
アメリカ大統領選挙はなぜ勝者総取り方式を採用しているのか
日本人の我々からすると、この勝者総取り方式は馴染みのない仕組みなので、
違和感を感じる方も多いかもしれないが、
なぜ、アメリカではこのような仕組みを採用しているのだろうか。
それはアメリカの州に対する考え方にあるとされている。
アメリカの州は日本の都道府県とは違って、
一つの州が一つの国であるという意識が強く、州によって法律が違っていたりもする。
そして、国というのは意見を一つにまとめなくてはならないため、
この勝者総取り方式を採用しているものと思われる。
もちろん、このような仕組みを採用しているため、
全体の投票数が下回った候補が大統領に当選したという結果が
過去に3度ほど起きているのも事実だ。
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アメリカ大統領選挙の最新支持率
NHKによるアメリカ大統領選挙の最新支持率は以下の通り。
(11月6日14時20分時点)
この最新支持率を見てもらうとわかる通り、現時点ではヒラリー・クリントン氏が優勢ではあるものの、
私的メール流用問題がアメリカの国民にどれだけ響いているのかは不明で、
選挙まで残りわずかとなったが、さらに新たな火種が飛んで来る可能性もゼロではないため、
この最新支持率が急激に変化する可能性も十分ある。
ちなみにドナルドトランプ氏が最新支持率で優位に立ったのは
10月27日〜30日にかけての一度のみでそれ以降はヒラリー・クリントン氏が優位に立ち続けている。
この状況を見る限り、個人的にはヒラリー・クリントン氏が当確するのではないかと予想しているが、
果たしてどのような結果になるのかは、
日本時間の11月9日(水)午前8時から投票が開始されるため、結果に注目したい。
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