2016年8月8日に天皇陛下がお気持ちを表明されて以来、
生前退位がいつになるのか注目が集まっていたが、
平成31年(2019年)1月1日に生前退位が行われ、
新年号(新元号)に入る方針であることが明らかとなった。
そこで気になるのは
平成の次の年号(新元号)は何になるのか、
また、決め方は誰がどのような形で決めているのだが、
これらについてまとめてみた。
平成の次の年号(新元号)はすでに予言されていた?
平成の次の年号(新元号)は何になるのか、ネットで調べてみると
「安久(あんきゅう)」や「安始(やすし)」などがすでに候補として挙がっているとのこと。
ただ、この平成の次の年号(新元号)を予言したのは誰なのかを調べてみると、
未来から来た未来人が残していったものということで、
こういった未来人の予言は地震の予言でもよく登場するのだが、
実際に当たった試しがなく、誰かが周囲の興味を引くために流しているとしか考えられないので、
信用しないほうが良いだろう。
平成の次の年号(新元号)の決め方は誰がどのように行なっているのか?
では、そもそも新しい年号(元号)は誰がどのような決め方をしているのだろうか。
実は、年号(元号)はこのようにして決定しなさいという決め方は特に存在せず、
どのような決め方をするのかはその時代の人たちに任せるというやり方が行われてきたのだ。
ちなみに平成が決まった時の決め方は
漢文や国文に精通した大学教授などの有識者が集められ、いくつかの候補を作成し、
その候補の中で当時内閣官房長官だった小渕恵三氏が選定して閣議を経て
正式に発表されたという経緯になっている。
また、平成を考案したのは安岡正篤氏という陽明学者で
「平和の達成」という意味が込められているとのこと。
なので、平成の次の新しい年号(元号)の決め方も
平成を決めた時と同じ方法が取られるの可能性が高いため、
まずは有識者が集められていくつかの候補を選定するものと思われる。
新しい年号(元号)は決定していても突然変わることがある
新しい年号(元号)は秘密重視を徹底しており、
仮にそれが情報機関やネットなどで発表する前に流れてしまった場合は
別の候補に変更してでも、新しい年号(元号)は事前に漏れないことを徹底しているのだ。
例えば、大正から昭和に年号(元号)が変わる際に
毎日新聞の前身である東京日々新聞が「新元号は光文である」と発表前に報じたのだが、
これによって新しい年号(元号)が「光文」の予定だったのが
「昭和」に急遽変更されたと言われているのだ。
このように新しい年号(元号)秘密重視を徹底しているため、
最初に紹介した未来人の予言した年号(元号)がそのまま決まるという可能性はなく、
ネットに書いてある新しい年号(元号)はデマであることが確実というわけだ。
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平成の次の新しい年号(元号)の条件
なので、平成の次の新しい年号(元号)をピンポイントで当てることは不可能なのだが、
年号(元号)にはいくつかの条件があるため、それらをご紹介すると
1.国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること。
2.漢字2文字であること。
3.書きやすいこと。
4.読みやすいこと。
5.これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと。
6.俗用されているものでないこと。年号の歴史より
という条件があったのだ。
さらにこれらの条件に加えて
「大正」はT
「昭和」はS
「平成」はH
などと個人情報などを記入する際にアルファベットで表記されることが多いため、
頭文字が「T」「S」「H」以外の言葉になるものと思われる。
実際に平成が決定した際はアルファベットが被らなかったことも
選定理由として挙げられていたとのことなので、
今回の新しい年号(元号)も同じケースになるのではないだろうか。
2019年(平成31年)から新しい年号(元号)になることがほぼ確実となったことで
平成の期間が残り2年しか無くなったわけだが、
新しい年号(元号)を迎えるのが楽しみな反面、
時代の流れの速さを感じる寂しさもどこかにある。
また、天皇陛下も現在の年齢が83歳でありながら、
あと2年も公務をこなさなければならないことを考えると複雑な心境だと感じた。
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