毎年11月に話題となる、ボジョレーヌーボー。
フランスのボジョレー地区で生産されるこのワインは多くの愛好家が存在し、
普段ワインをあまり飲まない方もボジョレーヌーボーだけは飲んでいるという方も少なくない。
そこで、2017年のボジョレーヌーボーの解禁日や出来、
おすすめの銘柄などをご紹介していきたい。
ボジョレーヌーボー2017年はいつ解禁日する?
2017年のボジョレーヌーボーの解禁日は
2017年11月16日(木)午前0時
となっている。
解禁日は11月の第3木曜日と決まっており、
今年は11月16日が当てはまるため、このような形となっている。
ボジョレーヌーボーの解禁日はもともと11月15日と決まっていた
なぜ、ボジョレーヌーボーの解禁日が11月の第3木曜日と決まったのか。
もともとはタイトルにもある通り、解禁日は11月15日だったのだが、
年によってはその日にちが土日と重なり、ワイン運送業者などの休みと被る問題があった。
そのため、11月の第3木曜日と曜日を固定することで
問題を解消し、現在の仕組みが完成した。
ちなみに現在の解禁日のシステムは1967年から行われており、
2017年でちょうど50年を迎える。
ボジョレーヌーボー2017の出来は?
気になるのは2017年のボジョレーヌーボー出来はどうなのかについてだが、
記事執筆時点の10月24日現在では出来についての発表はされていないため、
発表され次第更新していきたい。
過去の出来とキャッチコピーの一覧
ボジョレーヌーボーで毎年話題になるのが、
出来に関するキャッチコピーだ。
ちなみに発表されるキャッチコピーは2つで
輸入業者のものとボジョレーワイン委員会ものだ。
そこで、過去に発表された両者のキャッチコピーが以下の通りである。
■販売業者のキャッチコピー(評価)
1983年「これまでで一番強くかつ攻撃的な味」
1985年「近年にない上物」
1992年「過去2年のものよりフルーティーで、軽い」
1995年「ここ数年で一番出来が良い」
1996年「10年に1度の逸品」
1997年「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」
1998年「例年のようにおいしく、フレッシュな口当たり」
1999年「1000年代最後の新酒ワインは近年にない出来」
2000年「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」
2001年「ここ10年で最もいい出来栄え」
2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」
2003年「110年ぶりの当たり年」
2004年「香りが強く中々の出来栄え」
2005年「タフな03年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」
2006年「今も語り継がれる76年や05年に近い出来」
2007年「柔らかく果実味豊かで上質な味わい」
2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
2009年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」
2010年「2009年と同等の出来」
2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」
2012年「偉大な繊細さと複雑な香りを持ち合わせ、心地よく、よく熟すことができて健全」
2013年「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」
2014年「太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」
2015年「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」
「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」
■ボージョレワイン委員会のキャッチコピー(品質予想)
2002年「色付きが良く、しっかりとしたボディ」
2003年「並外れて素晴らしい年」
2004年「生産者の実力が表れる年」
2005年「59年や64年、76年のように偉大な年の一つ」
2006年「とてもうまくいった年」
2007年「果実味が豊かでエレガント」
2008年「フルーツ、フルーツ、フルーツ」
2009年「数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」
2010年「果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた」
2011年「3年連続で、偉大な品質となった」
2012年「心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた」
2013年「繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ」
2014年「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」
2015年「記憶に残る素晴らしい出来栄え」
2016年「エレガントで酸と果実味、ストラクチュアとのバランス、
そして爽やかさと味わい深さとのバランスがすばらしい。」
ボジョレーヌーボー2017を選ぶ際のポイント
解禁日がわかっても、たくさんの種類があるボジョレーヌーボーの
どの銘柄を選べば良いのか悩んでいる方も多いのではないだろうか。
そこで、ボジョレーヌーボーを選ぶ際の簡単なポイントをご紹介していきたい。
まず、ボジョレーヌーボーには
- ボジョレー
- ヴィラージュ
の2種類が存在し、ヴィラージュの方が高品質のワインであることを示している。
ヴィラージュはボジョレー地方の中でも
厳選されたレベルの高い村で取れたぶどうを使用しているため、
年に一度のボジョレーヌーボーを楽しみたいのであれば
多少値段が張ってもヴィラージュと表記されたボジョレーヌーボーを購入することを強くおすすめする。
ボジョレーヌーボー2017 おすすめの銘柄!
では、ヴィラージュボジョレーの中でどの銘柄のワインを購入すれば良いのだろうか。
個人的におすすめの銘柄や商品をご紹介して、
悩んでいるあなたの参考になればと思う。
【アンリ・フェッシのボジョレーヌーボー】
「トロフィー・リヨン」において、
2015年・2016年連続で金賞を受賞した、高品質の実力派ボジョレー・ヌーボー。
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【ジョセフ・ドルーアンのボジョレーヌーボー】
解禁日当日にANA国際線ビジネスクラスで提供される。
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【ルロワのボジョレーヌーボー】
ワイン業界で特に有名なルロワのボジョレーヌーボー。
イチゴやカシスのような甘酸っぱい風味があり、
溢れんばかりの果実味は濃密、繊細でバランスのとれた味わいとなっている。
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さらに、以下のボジョレーヌーボーはヴィラージュの表記はないが、
ファンが多く、人気のある商品のため、上記と併せて飲み比べしてみると良いかもしれない。
【マルセル・ラピエールのボジョレーヌーボー】
マルセル・ラピエールは世界中に弟子が存在するほどの超有名なワイン醸造家。
2006年に他界しており、現在は長男が後を引き継いでいる。
2種類出ているため、飲み比べしてみるのも良い。
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【フィリップ・パカレのボジョレーヌーボー】
上記のマルセル・ラピエールの甥っ子で
4大ボジョレー生産者と呼ばれるほどの人気を誇っている。
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以上がおすすめのボジョレーヌーボーである。
おすすめのボジョレーヌーボーの飲み頃と方法
最後に、ボジョレーヌーボーを購入してからの飲み頃や飲む方法をご紹介したい。
一般的なワインは寝かせるほど味が出て、美味しさが際立つが、
ボジョレーヌーボーはその逆。
一般的なワインとは製法が異なり、
期間が経過するほど風味が落ちてしまうので、
購入したら、年内には飲み切ってしまった方が良いだろう。
また、ボジョレーヌーボーを飲む際の飲み頃の温度は10〜12度がベスト。
これは冷蔵庫に1時間冷やしたくらいの温度であるため、
飲む1時間前に冷蔵庫で冷やすことをおすすめする。
年に一度楽しむことができるボジョレーヌーボーだが、
この情報が少しでも役立てれば幸いである。
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