くしゃみが突然止まらないときの止め方は?夜になると出やすいのはなぜか既に判明していた

突然くしゃみが止まらなくて苦しい思いをしたことはありませんか?
花粉症の方や風邪を引いている時に起きると辛いですよね。

そんな時に手軽にできるくしゃみの止め方が実はあるんです!

さらに、くしゃみが夜になると出やすい原因についても解説していくので、
悩まされている方はぜひ読んでみてください。

まずは、くしゃみが出る原因についてみていきましょう!

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くしゃみが出てしまう原因

そもそも、人はなぜくしゃみが出るのでしょうか?

人間の体は、鼻から吸い込んだ物質が有害であると判断した時に、くしゃみで体外に排出して鼻水で洗い流し、
鼻づまりを起こすことによって奥に入ってこないようにする防御反応が働きます。

しかし、風邪のウイルスやアレルゲン(アレルギー反応の原因となる物質)が体内に入り込んでしまうことによって、
体が有害物質を排除しようとして防御反応が働き、くしゃみや鼻水などの症状があらわれるのです。

つまり、くしゃみは体内に入る悪い物質を出そうとするために起きるのです!

では、私たちの体はどのような物質を有害物質だと判断するのでしょうか?

風邪の場合

風邪のウイルスに感染すると作られるヒスタミンという物質が、
鼻の粘膜の神経を刺激して脳に信号を送り、脳の中枢を刺激してくしゃみを引き起こさせます。

さらに、ヒスタミンはくしゃみだけでなく鼻水や鼻づまりの原因も作り出すので、非常に厄介な物質です。

アレルギーの場合

  1. 花粉
    スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって起こります。
    くしゃみ以外に、目や喉、耳のかゆみなどの症状もあらわれてしまうのです。
  2. 汚れ
    ダニやハウスダスト、ペットが原因となります。
    くしゃみや鼻水、鼻づまりが一般的な症状です。

風邪とアレルギーでは、有害物質と判断される物質が違ってくるのですね。
アレルギーの場合だけでいくつもあるので、アレルギー体質の方はかなり悩まされているのではないでしょうか?

くしゃみをすぐ止める方法は?

連続して突然起こるくしゃみは、静かな場所にいる場合などは今すぐにでも止めたいですよね。
くしゃみが出そうになったその瞬間にできる対処法をいくつか紹介していきます!

①鼻の下を押す

鼻の下に指をあてて強く押してください。
こうすることによって、くしゃみを出すという神経の伝達を止めることができるのです。

くしゃみが出る瞬間ではあまり効果はないので、くしゃみが連続して辛い時に試してみてくださいね。

②ツボを押す

小鼻の脇に迎香(げいこう)と呼ばれるツボがあります。
このツボはくしゃみだけでなく、鼻水や鼻づまりを解消する効果もあるのでおすすめです。

押し方は、小鼻を両脇から挟み込むように静かに押してください。
何度か繰り返し押すことで、鼻の通りが良くなって鼻のムズムズが良くなるはずです。

 

また、迎香の他にも天突(てんとつ)と呼ばれるツボも効果があり、
くしゃみの他に咳や喉の痛み、さらにいびきにも効果があると言われています。

押し方は、左右の鎖骨の間のくぼみを優しく押してください。
あまり強く押してしまうと、期間を圧迫してしまう危険性があるので注意しましょう。

 

体内に有害物質が侵入してくしゃみが出ている以上、すぐに止められる方法は少ないようです。
この方法でくしゃみが止まっても、1日中これをやるわけにはいきませんよね。

そんな時は、薬を早めに服用すると良いでしょう。

風邪の場合もアレルギーの場合も、症状を和らげる薬を服用することになります。

風邪の場合

  • 抗ヒスタミン作用
  • 抗コリン作用
    などの成分が含まれているものを選んでください。

アレルギーの場合

  • 抗ヒスタミン剤
    即効性がありますが、副作用として眠気が出てしまうこともあるので気をつけましょう。
  • 抗アレルギー剤
    くしゃみ鼻水鼻づまりに効果があり、眠気は出ません。
    ですが効果があらわれるのが遅く、服用から約2週間後に効果があらわれます。
  • ステロイド点鼻薬
    鼻の粘膜の腫れを抑えるのでくしゃみ鼻水鼻づまりに効果があり、
    鼻に直接噴射することのよって副作用はほとんど出ないとされています。

どの薬を選べば良いかわからない場合は、
薬剤師さんに聞けば症状に合った薬を紹介してくれるので、迷った場合はすぐに相談してみましょう。

また、耳鼻咽喉科を受診すれば風邪によるくしゃみなのか、アレルギーによるくしゃみなのかを判断してもらえるので、
どちらによるくしゃみなのかわからない時はまずは病院を受診してください。

アレルギーによるものであれば、アレルゲンは何なのかを特定してもらうこともできるので、今後の対策にも繋がりますね。

くしゃみのしすぎは体に良くない?

体の防御反応として起こるくしゃみですが、実は体に負担がかかっているのです。

  • 疲労
    くしゃみを連続ですると、思っている以上に体力を消耗してしまいます。
  • 骨折
    ちょっと大げさな気もしますが、くしゃみを連続ですることによって胸のところにある骨に大きく負担がかかり、
    あまりに負担がかかってしまうと、疲労骨折してしまう場合もあるのです。
  • 腰痛
    くしゃみは瞬間的に激しい動きをするので、ぎっくり腰の原因になってしまうこともあります。
    元々腰痛に悩みがある方は、くしゃみをする時の姿勢にも注意が必要です。

また、Yahoo!知恵袋ではくしゃみのしすぎによる不調の体験談が多く寄せられているので、回答と一緒に紹介します!

  • くしゃみのしすぎで喉が痛くなってしまった。
    →花粉症でくしゃみが何度か出続けると、喉に痛みを感じることがある。
  • くしゃみをしすぎて少し動くだけで肺が痛い。
    →肋骨にヒビが入っているか、折れている可能性がある。
  • くしゃみのしすぎで背中が痛い。
    →同じような体験をして整形外科を受診したところ、頚椎症と診断された。

など、くしゃみのしすぎで体に不調があらわれた方がたくさんいました。

中でも頚椎症は両手足に痛みやしびれを感じたり、運動障害にもなりうる症状なので、
くしゃみのしすぎでそのような大きな疾患を抱える可能性もゼロではないのです。。

良いくしゃみと悪いくしゃみの違い


くしゃみはくしゃみでも、体にとって良いくしゃみと悪いくしゃみがあります。

 

良いくしゃみは、抑えようと無理に我慢せずに思い切り出すくしゃみです。
先ほど説明したように、くしゃみは有害物質を体外に排出するための反応で
そのくしゃみを無理矢理止めてしまうと、有害物質を体内に残してしまうということになります。

有害物質を体内に残してしまうのは体に良いとは言えないですよね。

一方で、悪いくしゃみは、口を閉じて抑え込んでしまうくしゃみです。
体の中に有害物質を残してしまうので、あまり良くないくしゃみです。

 

ですが、思い切りくしゃみをした方が良いとはいえ、
電車や公共の場では我慢しなくてはならない状況もありますよね。

本来ならそのような時でも思い切りした方が良いのですが、
そうもいかないので少し控えめにくしゃみをすると良いでしょう。

ただ、周りの人に迷惑をかけないためにも、
くしゃみが止まらない日はマスクをして外出することを心がけてくださいね。

夜になるとひどくなるメカニズムは?

花粉症や喘息などのアレルギーによるくしゃみは夜になるとひどくなるなんてことがありますよね。
なぜ、夜になるとひどくなるのか、そのメカニズムはすでに以下のように解明されています。

 

2013年に、免疫細胞である「マスト細胞」内の「時計遺伝子」と呼ばれる遺伝子が
夜間から朝方にかけて活発になるということが発表されました。

マスト細胞は、アレルゲンが体内に侵入すると、くしゃみなどの症状の原因となるヒスタミンを放出してしまうのです。
夜間に活発になる時計遺伝子の活動に応じて、アレルゲンに反応する強さを自分で調節します。

そして、時計遺伝子が活発になるとマスト細胞が強く反応してしまって、
くしゃみなどのアレルギー反応が強く出てしまうということになります。

 

つまり、夜間にくしゃみが出やすくなるのは夜間に活発になる細胞の遺伝子が原因なのです。

 

夜にくしゃみがひどくなっても、夜間は診療できる病院が少ないので、
子どもが喘息などのアレルギー反応が強く出てしまったらと不安に感じている方もいるのではないでしょうか?

そういう時のために薬や上記の対処方法を試すなどして対策してください。

周りの人のくしゃみがうるさい対策方法

くしゃみに苦しんでいるのはあなただけではありません。

同じく苦しんでいる人の中には、人前でも気にせず思い切りくしゃみをしている方をよく見かけますよね。
そこで、うるさいくしゃみには以下のような対策をしてみてください!

 

  • 耳栓をつける
    耳栓は騒音対策にも効果的な反面、話し声などの周囲の他の音も聞こえにくくなってしまいます。
    それでもうるさいくしゃみが聞こえる方が嫌だという方にはおすすめです。
  • 相手に気をつけるようお願いする
    初対面の人に対して注意するのはとても勇気がいりますが、
    どうしても耐えられない場合にのみ試してみてください。
  • マスクや手袋を身につける
    これは感染予防の対策です。くしゃみがうるさいということは、思い切りくしゃみをしているということ。
    つまり、飛沫感染や接触感染の可能性が高いので、マスクや手袋などで対策するのも良いです。

 

うるさいくしゃみは周りからの印象が悪い!

上記でご紹介した通り、対策方法が存在するほど、
うるさいくしゃみというのは周りに嫌な印象を与えてしまいます。

あなたもくしゃみが止まらなくて同じようなことをしていませんか?
そのような場合は以下の方法であなた自身も対策をしましょう!

 

  • ハンカチなどを当てる
    口をハンカチや手で抑えましょう。音量を抑えられるだけでなく、
    唾液や鼻水が飛び散らないようにすることもできます。
  • 体の力を抜く
    くしゃみをする時に体に力が入るのは勢いよく肺から空気を出すため、
    力を抜いてくことによってくしゃみの勢いを減らすことができます。
  • ティッシュやハンカチで必ず拭く
    当たり前ですが、くしゃみが出たら口や鼻をティッシュで拭きましょう。
    くしゃみをした人がしっかりと口や鼻を拭いているか、周りは意外と見ていますよ。

 

くしゃみは自然現象なのに…と思う方もいるかもしれませんが、
風邪やインフルエンザが流行しがちなので、感染しないように気をつけている方が大勢います。

周りの人はあなたのくしゃみが風邪なのかアレルギーなのかは区別することはできません。
なので、少しでも周りに気を使えるようになるとお互い嫌な気持ちにならずに済むので
しっかりと意識しましょう!

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まとめ

いかがでしたか?
くしゃみは体が有害物質から守る防御反応だったのです。

とはいえ、何度も何度も連続でくしゃみをしていると疲れてしまいますし、
静かな場所にいて、突然くしゃみが出始めたら周りの目を気にしてしまいますよね。

どうしてもくしゃみを止めたい時は、

  • ツボを押す
  • 薬を飲む
  • 耳鼻咽喉科を受診する

などを試してみてください。

くしゃみのしすぎで喉の痛みなどの不調があらわれることもあるので、
くしゃみのしすぎには注意が必要です。

私はアレルギー性鼻炎で、くしゃみが止まらず鼻水鼻づまりがひどい時がたまにあります。
そんな時はすぐに抗ヒスタミン剤を服用していたのですが、授乳中ということもあって飲める薬が限られてしまいました。
なので、現在はツボを押したり早めに就寝したりしています。

止まらないくしゃみというのは本当につらいものです。
この記事を読んでくださったくしゃみに苦しんでいる方の症状が、少しでも改善されれば良いなと思います。

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