反抗期が長い理由やわがままとの特徴の違い!期間はいつからいつまで続く?

皆さんは昔、反抗期がありましたか?
筆者は高校生の頃に、今思えば反抗期だったのかなという時期がありました。

反抗期の時期には個人差があり、その期間が短い人も長い人もいます。
中には目立った反抗期は無かったという方もいるほど、反抗期の程度も人それぞれです。

お子さんが反抗期を迎える時期になると、どう接して良いのか難しいと悩んでしまう方も多いと思います。
そんな反抗期のお悩みを解決するには、反抗期がある理由を知ることがとても大切です。

また、中には反抗期が理由ではなく、単なるわがままであることもあります。
その態度が反抗期が理由なのか、単なるわがままなのかを見極めて対応する必要があります。

反抗期がある理由やその特徴は?
期間はいつからいつまで続くもの?

今回はそんな反抗期について調べてみました!

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反抗期が存在する理由とは?

人間には人生で二回の反抗期があると言われています。

第一反抗期は乳幼児の頃で、第二反抗期は思春期の頃です。

 

どちらも体が急激に成長する時期であることから、
反抗期は成長の過程で迎える現象であると言えます。

 

自然界の全ての生き物はある程度大きくなると、
親から自立して一人で生きていくようになります。

それは人間にも共通しており、
反抗期はその自立心の芽生えにより起こる現象なのです。

 

その自立心にも二種類の意味があり、
一つは親からの自立で、もう一つは人間としての自立です。

親に歯向かうような言動を見せたり、
親の言うことを頑なに聞かなくなったりという態度は、

子供の「自分自身で決定して行動したい」という自立心の表れなのです。

反抗期は”心”と”体”の成長の証!

第一反抗期ではまだ幼い頃のため、
グズることが多くなったり突然泣き出したりという態度で表れますが、

親が服を着せようとしたときやご飯を食べさせようとしたときに
「自分でやる!」とダダをこねるなどの行動が多く見られます。

 

基本的に思春期の反抗期でも上記と同じ理由であるものの、
身体も心も大人に近づいてきている時期で、より複雑な感情が芽生えるため、
コミュニケーションがより難しくなってきてしまうのです。

 

また、身体が成長するとホルモンバランスが崩れやすく不安定であるため
イライラしやすくなるということも反抗的な態度の理由の一つと言えます。

身体の急激な成長に心がついていけない事や、学校などでの人間関係や部活や受験など、
思春期には一気にいろいろなストレスと向き合っていかなければいけない時期であることも、子供の心が不安定になる原因なのです。

そして、過去に反抗期があった人の「なぜ反抗的になったか」というアンケートの結果では

  • 自立心の芽生え
  • 親の性格、態度に対して
  • 相互理解の欠如
  • 信頼関係の不足

以上の四つが理由として多く挙げられていました。

一般的な反抗期の期間はどれくらい?

第一反抗期は2歳~4歳
第二反抗期は小学校高学年~高校生の時期に現われることが一般的ですが、

身体や心の成長には個人差があるため、始まる時期やどれくらい続くのかも人それぞれです。

 

親としては、より複雑な思春期に訪れる第二反抗期の長さや程度が不安ですよね。

 

一般的に女性の方が男性よりも身体の成長が早く訪れることが多いため、
反抗期の始まりと終わりの時期は男性よりも女性の方が早くに訪れる傾向にあります。

 

ですので第二反抗期は、女子の場合は中学二年生辺りでピークになって高校生に上がると収束することが多いのですが、
男子の場合は収束するのが大学生に入ってからというケースもあります。

 

反抗期には明確な始まりと終わりのラインがなく、いつのまにか始まり終わりを迎えていることがほとんどです。

大学生になって独り暮らしを始めたことがきっかけで親のありがたさを知り、
反抗期が落ち着いたという方も多いです。

 

自分の力で挑戦してみて、いろいろな挫折や葛藤、成功体験などをすることで反抗心と向き合い、
その経験の中で大人になっていくのかもしれませんね。

反抗期の特徴はコレ!

もしかしてうちの子、反抗期なのかしら?と不安になっている方も多いと思いますので、
反抗期の態度の特徴をまとめてみました!

  • あいさつや返事をしない
  • 親や教師の忠告や指導を拒否する
  • 部屋にこもりがちになる
  • 服装やお化粧が派手になる、乱れる
  • 喫煙や深夜に出かけるなどの不良行動
  • 母親に対して暴力的な言動になる
  • 女子の場合、言葉遣いが男性的な荒いものになる
  • 男子の場合、物に当たることが多くなる

母親は父親よりも子供と接する時間が長く、幼い頃から優しくしてくれたという甘えやすい存在であるため、
母親に強く当たってしまう子供が多くいるようです。

 

服装の乱れも思春期の特徴であり、自己主張したいという自立心の一種の表れと言えます。

 

喫煙などの不良行動も、心の成長が身体と釣り合っていないという不安感や焦りから
「早く大人になりたい、大人だと認められたい」という欲求の表れによるものでしょう。

ただ、母親にはきつくあたるのに、おばあちゃんだと素直に返事をする、といったケースもあります。

 

子供はただ感情に流されて反抗的な態度を取っているわけでは無く、
反抗期は自己主張したい、大人だと認められたいという欲求の表れによるものです。
ですのでこうして、人によって態度が変わってくる場合があるのです。

 

なので、大人は頭ごなしに叱ってはいけません。
このような反抗的な態度の裏には、子供の成長の欲求が表れています。
この欲求を理解した上で、子供にしっかりと向き合って対応することが大切ですね。

反抗期が長くなってしまう要因は?

身体が大人へと成長する途中はホルモンバランスが崩れやすく、
その結果イライラしやすくなるのも反抗期の特徴です。

 

その場合は身体の成長が落ち着いてくると徐々に心も安定してくるためあまり拗らせる心配もなく、
時期が来れば反抗期の終わりを迎えます。

 

ただ、反抗期の要因の一つとして、
大人と子供の狭間にいる子供の心の葛藤とストレスによるものがあります。

この時期に大人が間違った対応をしてしまうと、子供は大人に対する不信感を抱きやすくなり、
これが反抗心をこじらせてしまい、反抗期を長引かせてしまいます。

 

現代では体罰や虐待の問題がニュースでも取り上げられており、
少しのことでも他の人に虐待だと思われる心配から子供を正しく叱ることのできない親が多くなっています。

もちろん手をあげる叱り方は効果的でなく、特に反抗期の子供には逆効果です。

 

しかし、ただ腫れ物に触れるかのように甘やかすのではなく、
間違った行いをしている子供には正しい叱り方で伝えていく必要があります。

そのためには、大人は一貫性のある接し方をしなければいけません。
言っていることがその都度違うような叱り方は、子供が大人に対する不信感を抱く原因となります。

 

そして大人は子供の心の表れをよく観察して、その言動が反抗期によるものなのか、
ただのわがままによるものなのかを見極める必要があります。

 

ただのわがままをそのまま甘やかしていると、子供はわがままに成長してしまいます。
そうなると我慢したり自分の感情をコントロールできない大人になってしまうため、
それがまるで反抗期が長引いているように見えることもあります。

 

反抗期が長引いていると感じたときは、大人の言動が子供に不信感を与えていないか、
子供のわがままを見過ごしていないかを今一度確認してみましょう。
(”わがまま”については詳しくは次のページに記載してあります!)

 

では、具体的に反抗期の子供にはどのような接し方をすれば良いのでしょうか?
次のページでご紹介していきます!

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