キッズウィークとは?2018年の期間はいつからで独身はどうなる?

2018年の新しい改革として、
国会ではキッズウィークという制度の導入が検討されています。

キッズウィークとはどのような制度で、
いつから導入されるのでしょうか?

また、どのくらいの期間の制度で、
独身の方にも関係があるものなのでしょうか?

それでは、キッズウィークについてご紹介していきます!




そもそも、キッズウィークとは何?

キッズウィークとは、
小・中・高校生の夏休みなど学校の長期休暇を分散化して、

都道府県や市町村などの地域ごとに
他の月に連休を作り出すという取り組みです。

 

例えば、夏休みの最後の5日間を10月の体育の日前後に振り替えることで、
10月にも長期のお休みを作り出す、というような仕組みです。

 

今ある長期休暇の一部を切り取って他の期間にずらすだけので
新しく祝日を増やすというものではありません。

このキッズウィークは

  1. 大人と子供が一緒に過ごす時間を確保すること
  2. 有給休暇の取得を推進すること
  3. 休暇中の観光地や道路、公共交通機関などの混雑を抑えること

この3つが目的とされています。

また、安倍総理はこのキッズウィークを
『働き方改革と表裏一体の休み方改革の推進』であるとしています。

期間はいつから始まるの?

キッズウィークの協議は、実は去年から行われていました。

2017年7月18日、
『大人と子供が向き合い休み方改革を進めるためのキッズウィーク総合推進会議』
の第1回目が安倍総理大臣や関係省庁の大臣、
教育や経済の有識者たちがそろって開催されました。

 

そこで、キッズウィークは平成30年度からの実施予定とされており、
2018年4月以降の学校のお休みから導入予定です。

なので早速、2018年の夏休みから導入される地域も出てくるのです!

 

ちなみに夏休みを削った期間はいつに休みが割り振られるのかについては、
各自治体によって異なり、6月ごろに正式決定する見通しとなっているため、

現時点で明確な情報はありません。

そのため、情報がわかり次第、追記していきます。

キッズウィークのメリット

先ほどのキッズウィークの3つの目的からくるメリットを挙げると、

  1. 子供と一緒に過ごせる休日が増えることで、親子の時間を充実させることができる
  2. 地域ごとに大型の休みを分散することで、観光地や公共交通機関、道路などの混雑を抑えることができる
  3. 観光地等の混雑が抑えられれば、そこで働く方々も余裕をもって迎え入れることができる
  4. 地域ごとに子供の長期休暇がずらされることで、有給休暇が取りやすくなる
  5. 有給休暇が取りやすくなることで消費が増え、経済が豊かになる

以上の5つがメリットとして考えられます。

 

子供にとってはお父さんお母さんと一緒に過ごせる休日が増えることがメリットで、
大人にとっては有給休暇が取りやすくなるということが大きなメリットになります。

それにより経済も豊かになるというところも、まさにWIN・WINの関係ということでしょうか!

キッズウィークのデメリット

では逆に、デメリットを問題視する意見をまとめてみました。

①政府の目標の有給消化率70%は現実的ではない

政府が企業に有給を取りやすい環境づくりを働きかけるキッズウィークですが、
実際にはお仕事の忙しさによって休みを取り辛い時期もありますよね。

まずは同僚や上司に気を遣って有給申請をし辛い雰囲気などの社内環境から変えていかないと、
結局、有給消化率は上がらないのではないでしょうか。

②接客業やサービス業など、業種によって休むことが難しい

観光地で働く人やお店の人たちなど、
みんなが休んでいるときに働いてくれている方はたくさんいらっしゃいます。

ここが稼ぎ時!というシーズンにお休みをもらうことは難しいのです。

③アルバイターやパートタイマーなど、有給がなく時給で働く方は休めない

中には有給休暇のあるパートの方もいらっしゃいますが、
ほとんどのアルバイトやパートに有給休暇はないですよね。

お給料が出ないお休みになっちゃうなら出勤しないとお給料が少なくなるので困る!
という方も多いので、結局有給休暇のない方にとっては関係のないことになってしまいます。

④出勤している人にしわ寄せが来る

有給消化率がいきなり上がってたくさんの人が長期休暇を取ると、
出勤している人の仕事が増えて負担になってしまいます。

そうなると、対応できない企業が多いのが現状です。

⑤暑い盛りに学校が始まってしまう

夏休みを短くすると、真夏の暑い盛りに学校が始まってしまいます。

最近では冷暖房完備の学校も増えてきましたが、
クーラーのない教室で勉強をしなくてはいけないなんて苦痛でしかありません。
勉強に集中できないですよね!

何のための夏休みかということを考えると、
夏休みを切り取ってしまうことに少し疑問を感じます。

独身者は有給が取れない?

キッズウィークの大きな目的は、親子の時間を充実させることです。
なので、独身の方やお子さんのいない家庭には関係のない制度ということになってしまいます。

政府としても子供のいる人から優先的に有給消化を促すので、
そのしわ寄せが独身者や子供を持たない人に来るのではないかと懸念されています。

有給を取りやすくなることは良いことですが、
こういった不平等な結果になってしまうことは避けてほしいところですよね!

最近では結婚年齢も上がってきていますし、
子供を持たない家庭もたくさんあります。

そういった方たちへの対応が重要だと感じます。

結局、子供も部活や受験で休めないかも…

大人が忙しいように、最近は子供だって忙しいのです!

小学生の間は比較的時間にゆとりがありますが、塾や習い事に忙しい子もいます。

また中学生や高校生ともなれば、部活動や受験勉強などが忙しくなり、
部活の大会や遠征などがあると、
学校は休みでも部活をしに登校しなければいけません。

 

部活を引退すれば、今度は受験が待ち受けており、
秋口になると、受験生にはいよいよ追い込みのシーズンとなります。

なので、子供にとっても長期間休むことが難しいのが現状です。

 

そして、お父さんお母さんが子供に合わせて休むことができないとなると本末転倒で
小さいお子さんを家に一人にしておくわけにもいかないので、
結局学童保育や祖父母の家等に預けなければいけない状態になってしまいます。

 

社会には様々な形の生活や仕事があります。
みんながみんなサラリーマンではないし、子供を持つわけではありません。

この政策がごく一部の人のための政策にならないよう、
いろんな人の立場になって検討を進めてほしいです。

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まとめ

いかがでしたか?
親子の時間を充実させることと有給消化率を上げることが大きな目的のキッズウィークは、
2018年の4月より導入される予定です。

 

とはいえ、実際いつから導入されるのか、
どのくらいの期間なのかは都道府県や市区町村によって違いますので、
今後の政府の発表に注目していきたいですね!

このキッズウィークは残念ながら独身者や
お子さんのいない家庭には関係のないものになってしまいますし、

サービス業や飲食業などの業種によっては長期の有給を取り辛いのが現状です。

 

こういったキッズウィークの対象に入っていない人への対応を重要視して、
みんなにとって気持ちの良い政策になってほしいと願っています。

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