金賢姫(大韓航空機爆破事件)の現在と恩赦の理由は?家族や息子は北朝鮮に狙われていた?

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1987年に起きた大韓航空機爆破事件は
日本でも有名な事件の一つとして認知されており、
実行犯の金賢姫(キムヒョンヒ)元死刑囚は死刑判決を受けたものの、

恩赦(おんしゃ)となったことで現在も生存しているのだが、
その理由は一体何なのだろうか。

また、金賢姫元死刑の家族や息子の現在についても
併せてご紹介していきたい。

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大韓航空機爆破事件とは

大韓航空機爆破事件について簡潔にまとめると以下の通りである。

  • 1987年11月29日、大韓航空の旅客機が金賢姫元死刑囚ら2名が仕掛けた爆弾によって飛行中に爆破される。
  • 乗客・乗員合わせて115名全員が行方不明により、死亡したと認定された。
  • 金賢姫元死刑囚らは日本人になりすましていた北朝鮮の工作員だった。
  • 実行犯の2名はバーレーンで拘束されたが、男の実行犯は毒を飲んで自殺し、
    金賢姫元死刑囚は自殺未遂に終わった。

以上が大韓航空機爆破事件の簡潔な概要である。

金賢姫元死刑囚らは日本人になりすましていたことや、
拘束後も日本人と名乗っていたことから、日本政府や大使館も対応に追われる事態となり、
日本でも大々的に報じられ、有名な事件の一つとして広く認知されている。

また、北朝鮮工作員が大韓航空機を爆破した理由については
1988年に開催予定のソウルオリンピック単独開催を妨害するため
金正日が工作員だった二人に指令を出したのである。

当時、北朝鮮はソ連などの東側諸国と同盟を結んでおり、
事件を原因不明の空中分解と見せかけて、韓国の信頼を失わせることで
多くの国にソウルオリンピックをボイコットさせようと目論んでいたのだ。

しかし、北朝鮮の工作員による仕業であったことが判明したため、
ソ連などの東側諸国はソウルオリンピック参加を正式表明。
反対に、北朝鮮は「卑劣なテロ国家」と認識されることとなり、大きな信頼を失ったのだ。

金賢姫が現在普通に生活できているのはなぜ?

金賢姫元死刑囚は自殺未遂に終わった後、死刑の判決を受けているのだが、
現在も生存しており、テレビ出演やインタビューに答えるなどの活動も行なっている。

なぜ、彼女は死刑判決を受けても生き残っているのかというと、
韓国の大統領から「恩赦」を受けたからである。

恩赦とは大統領にのみ与えられた権利で、
簡単に言うと、刑罰を消滅させることである。

金賢姫元死刑囚の場合、北朝鮮工作員として教育を受けていたため、
洗脳状態だったという理由から恩赦したと発表されているが、
北朝鮮対策として恩赦したともされている。

というのも、彼女を生き残らせることで、
北朝鮮の内情の把握や外交の切り札として利用することもできるためだ。

また、北朝鮮も工作員には「捕まったら自殺しろ」という教育をしているため、
工作員に生き残られるのは内情などを暴露されるリスクがあるなどの理由から
良く思っていないのである。

ちなみに、韓国は1948年の建国以降、2016年に至るまで計96回も恩赦しており、
決して恩赦は珍しい話ではないのだ。
しかし、現在は大企業の経営者などの権力者が主に恩赦を受けていることから物議を醸しているようだ。

金賢姫の家族の現在は?

金賢姫元死刑囚には両親と妹、二人の弟の6人家族が存在した。

  • 父親は外交官だったが病気によってすでに死亡
  • 母親は教師だったとの情報があり、2012年まで生存が確認されている。
  • 妹は原因は不明だが、すでに死亡
  • 長男は貿易機関で働いていたが問題が発生したことによって左遷され、現在は不明。
  • 次男は15歳の時に病気で死亡

それ以外の家族についての詳細な情報は明らかにされていないのが現状だ。

1990年に金賢姫元死刑囚は恩赦を受けたのだが、
その年に家族が強制収容所に収容されており、それ以降は上記のような状況となっている。

ただ、何かを喋ったら家族の身に危険が及ぶことを考えると、
金賢姫元死刑囚は何も話さないはずだが、
北朝鮮の体制の批判や自伝の出版などの行動を見ると、

家族は早々に処刑されていると思われたが、強制収容所で厳しい生活を続けていたのである。

金賢姫の息子について

恩赦を受けた金賢姫元死刑囚は1997年にボディーガードだった
元国家安全企画部員の男性と結婚しており、息子と娘も授かっている。

息子に関しては結婚して子供もいるという情報もあるが、
現在何をしているのかという詳しい情報は明らかになっていない。

また、金賢姫元死刑囚は現在も北朝鮮から命を狙われている可能性が高く、
常にボディーガードがついているとの情報もあり、普通に働くことができないため、
韓国政府から支給されているお金で生活しているようだ。

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まとめ

大韓航空機爆破事件の実行犯である金賢姫元死刑囚は恩赦によって現在も生存しているが、
115名という大勢の犠牲者がいるため、その遺族たちは複雑な気持ちだろう。

しかし、金賢姫元死刑囚も洗脳に近いような教育を受けて工作員となっているのを考えると、
全ての責任を押し付けることができず、彼女自身も被害者と考える人も多い。

最近では金正男氏が北朝鮮の工作員によって暗殺された事件があったが、
当時から北朝鮮が工作員を使って手段を選ばないやり方をしているという
根本的なやり方が現在に至るまで変わっていないこともよくわかる。

また、金賢姫元死刑囚は本の出版をしていることも紹介したが、
その印税は被害者の家族の補償に充てられているという。

いくら洗脳に近い教育を受けたからといって自分が犯した出来事は変わらないため、
彼女は自分が死ぬまでこの問題と向き合い続けなければならないと考えると、
恩赦されたとはいっても、決して恵まれているとは言えないのだ。


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