VXガスとは?オウム真理教も使用も金正男の暗殺には女スパイの影響を考えると別の方法か

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金正男氏がマレーシアの空港で毒殺された事件で、
韓国メディアは「VXガス」が使用されたのではないかと報じていることで話題となっている。

そこで、VXガスとは何なのか調べてみると、
非常に致死性の高い化学物質で、
かつてオウム真理教暗殺に使用したことがわかった。

ただ、女スパイの影響などを考えると、
このVXガスが暗殺に使用された可能性は低いとの意見も出てきている。

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VXガスとはどのような化学物質か?

VXガスは猛毒の神経ガスのことで、
その効力は人類が作り出した最強の化学物質とされている。

また、VXガスという名前だが、実際は液体であり、
色は琥珀色で匂いは無臭だという。

人体へは鼻や口などの呼吸によって体内に侵入するだけでなく、
皮膚に付着するだけでも吸収されてしまうため、
たとえ、ガスマスクを使用しても防ぎきることができないのだ。

VXガスの症状

VXガスの症状は
痙攣、嘔吐、呼吸困難、意識障害、心肺停止となっており、
重度の中毒の場合、数分内には突発的な痙攣と心肺停止を起こして死に至る。

また、重度の中毒とは体重1kgあたり0.02mgの付着と、
本当にごく少量の付着でも死に至ってしまう。

オウム真理教もVXガスを使用していた

地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教も
このVXガスを使用した事件を1990年代にいくつか起こしている。

その中で1994年12月12日に発生した「会社員VX殺害事件」の
被害者の会社員は世界で初めてVXガスによる死者とされている。

また、1995年1月4日に発生した
「オウム真理教被害者の会会長VX襲撃事件」でもVXガスが使用されたが、
こちらの被害者は幸いにも69日間の治療により一命を取り留めている。

さらに、1994年12月2日に発生した「駐車場経営者VX襲撃事件」でも
VXガスが使用されたが、こちらも61日間の入院によって一命を取り留めている。

VXガスが金正男の暗殺に使用された可能性は低い?

冒頭でもご紹介したが、
VXガスが金正男氏の暗殺に使用された可能性があると報じられているものの、
VXガスの特徴を調べてみると、その可能性は低いと思われる。

VXガスとは前述した通り、口や鼻だけでなく、
皮膚からも体内に侵入できるほど危険性が高く、
ガスマスクを使用しても効果がないほど強力な化学物質である。

しかも、一度使用されるとVXガスは一週間ほど空間へ留まり続けるとされており、
金正男氏が仮にVXガスをかけられたとした場合、
少なからず女スパイたちにも影響が出ているはずなのである。

また、事件現場となったクアラルンプール国際空港は
基本的に人混みの状態であるため、
女スパイたちだけでなく、利用客に影響が出ていても不思議ではなく、

VXガスの効果として一週間ほど空間へ留まり続けるのであれば、
空港を閉鎖する事態に発展していても不思議ではないのだ。

しかし、逮捕された女スパイや空港の利用客に影響が出たという情報は現時点でどこにもなく、
いきなりこのVXガスという言葉が使われ始めたことに疑問を感じるのだ。

確かに金正男氏は顔に液体をかけられた後、空港職員に助けを求め、
緊急搬送中に意識を失い、そのまま心肺停止の状態となり、
病院に着いた時にはすでに死亡していたという経緯から見ると、
このVXガスの症状と非常によく似ていると感じるが、

周りへの影響などを考えた場合、
VXガスが使用されたと確定するのはまだ早い気がする。

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VXガスは貧者の核爆弾

私もそうだが、VXガスの存在をこの話題によって初めて知った方も多いのではないだろうか。

VXガスは1950年代にイギリスで軍事兵器として開発されたのがきっかけで、
1990年代にはオウム真理教が使用したことで話題となったが、
現在では化学兵器禁止条約によって使用禁止されており、
製造・保存・研究にも制限がかかっている状態だ。

しかし、VXガスの製造には高い科学技術を必要とせず、
オウム真理教のようなカルト教団でも作り方を知っているため、
北朝鮮もサリンとVXガスを100トン以上貯蔵しているとされている。

もし、これが化学兵器として使用されれば、
ミサイルを使用するよりも断然致死効果が高くなるため、
作り方も容易であることからVXガスは貧者の核爆弾と呼ばれているのだ。

ただ、私たちにはどうすることもできない話であり、
VXガスの治療にはプラリドキシムヨウ化メチル(通称PAMパム)
やアトロピンが用いられ、適切であれば回復できるとのことなので、
このような対策がされていれば被害の拡大を防げるというのが現状である。


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